フリーランスとしてHRP（ヒューマンリソースパートナー）日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
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皆様は7月7日が何の日かご存じでしょうか？赴任者研修の冒頭や商談中に日本人駐在員の方々にお聞きする事がありますが知っている方は多くありません。中国駐在が長い方だとご存じの方もいらっしゃいます。7月7日を含め中国を知る。中国人部下を知るという事についてご紹介させていただきます。
7月7日は1937年に日本と中国が対決のきっかけとなった盧溝橋事件が起こった日です。中国では七七事変とも呼ばれています。日本人の皆様で8月15日を知らない人はいないと思います。同じように中国人の方々も7月7日に何が起こったのかを知らない人はいないと思います。
歴史についてはそれぞれの国によって見方や考え方が異なる部分があります。誤解のないようにお伝えしたいのですがこのメールマガジンで歴史認識や歴史について書きたいと思っているわけではありません。
日本人駐在員の皆様の目的は現地の中国人社員と仕事を通じて事業の目的を達成される事だと思います。中国に駐在し共に仕事をしていく以上中国の歴史を知っておいて損はありません。お客様と雑談をしている中で三国志や水滸伝についてはとても詳しい方がいらっしゃいます。三国志や水滸伝は経営に通じる部分もありとても話が盛り上がりますが本当に知るべきは中国の近現代史ではないでしょうか？アヘン戦争から現代までの歴史の流れを知る事で中国の歩みや現代中国に通じる価値観や背景、または概要をつかめるのではないかと思います。
現在の中国では今や00後と呼ばれる2000年以降に産まれた世代が社会に出てくる時代になりました。今後の企業において力を発揮してもらわなければならない世代でもあります。歴史を知らなくても仕事はできると思われるかもしれませんが歴史を知る事によって00後を含め、親の世代またその親の世代の価値観や考え方を知る事ができます。
近現代史において日本と中国は大きく関わってきます。また1949年以降の中国の歴史についても流れを知る事によって現代に生きる中国人社員を理解するヒントになります。
研修の冒頭で日にちの話をさせていただいていますと書きましたが実はもうひとつ質問をさせていただています。それはアイスブレイクのひとつなのですが自らが直接マネジメントされている中国人部下についてです。3つの質問をさせていただいています。中国人部下の「中国語のフルネーム」「住んでいる地域」「家族構成」です。答えられない方も少なくありません。個人情報かつプライバシーの問題もありますがお聞きしたいのは部下に関心をお持ちでしょうか？という事です。
中国や中国人。共に働き、共に事業の目的を達成していこうという部下。関心があるかないかで知ろうという動機が違ってきます。中国を知るには中国の歴史を知る事。部下を知るためには中国社員に関心を持つ事が大事なのではないでしょうか？
歴史についても部下についても価値観や背景、人となりを知る事によってより理解が深まり、結果的にコミュニケーションを含め事業を推進する事につながると思います。
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