フリーランスとしてHRP(ヒューマンリソースパートナー)日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
プロフィール
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■友人の話し
2人の子供を持つ友人と話す事がありました。バイオリンをめぐるエピソードです。「いろいろ考えさせられたよ」友人はぽつぽつと話し始めました。
■活発でやんちゃな次男
おとなしい長男に比べ次男は活発で活動的。活発な次男を頼もしく思っていましたが、しつけや教育には困っている様子でした。「言う事を聞かないし、好きな事には集中力を発揮するんだけどそれ以外は・・・」話しを聞いて行くとその様子が目に浮かびます。「物を大事にしないと言うかちょっと乱暴」「習い事もいろいろやるんだけど続かなくて・・・」
■弓を振り回してこわした?
「バイオリンをやりたい」これまで自分から何かをやりたいとあまり言って来なかった事もありさっそく教室を探し通わせます。楽しそうに習い事をする次男を見て喜んでいた矢先アーイー(お手伝いさん)が次男を注意する声を聞きます。「物を大事にしないとだめ」「振り回したらだめ」「何をしているの」すぐに「また何かやったのか?」「ひょっとしてこわしたのか?」という思いがよぎります。
現場に行ってみると弓を持ちながら泣いている次男がいたそうです。アーイーは忙しく動き回りながら「だから言ったじゃないの」見てみると弓の毛が少しほつれていました。アーイーと一緒になり次男にこう言ったそうです。「あれだけ物を大事にしろと言っただろう!道具を大事にしないとだめじゃないか!弓を振り回してまた遊んでいたのか!」次男は泣きじゃくりながら何かを言おうとしていましたが言葉になりません。父親はとどめの言葉を言います。「もうバイオリンなんかやめてしまえ!習わせないぞ!」次男のかんしゃくは止まりません。「僕は・・・」と言葉にならない言葉を繰り返していたそうです。
■叱って気づいた思い
続きが気になり私はさらに話しを聞きました。「実は弓はこわれていなかったんだよ」落ち着いた後に話しを聞いてみると次男はケースから弓を取り出し見ていただけで振り回してもいないし、毛は少しほつれていましたが切れてはいませんでした。大事に扱い置き方をいろいろ工夫していただけだったそうです。「反省したよ。固定観念や先入観がどれほど恐ろしいか。アーイーも自分も少し毛がほつれているのを見て「振り回して遊んだ」「こわした」「物を大事にしない」「いつもそうだ」と現場を確認する事もなく全てがそうだと決めつけていたんだ。
■固定観念や先入観で判断してはいけない
子供を持つ親として自分自身の反省を含め友人の話しを聞いていました。毎日顔を合わせる親子であっても固定観念や先入観で判断する事がある。思い込みや勝手な判断ほど恐ろしい事はありません。
「中国人社員はすぐに言い訳をする」「あやまらない」と言った言葉をお客様から聞く事が多くあります。本質を見極めるのは親子であっても難しい。ビジネスにおいて文化や価値観の違う海外であればなおさらです。立場や目線の違いはあるにしても中国は、中国人はと決めつけて考えるのは判断を誤る可能性があるのはもちろん態度や表現によって知らず知らずの内に傷つけている事もあります。正確な判断をするためには理解しようとする姿勢が一番大事。まずは「中国は」「中国人は」と言う固定観念や先入観を取り払う事が大事だと話しを聞いてあらためて思いました。
皆さんは知らず知らずの内に「中国は」「中国人は」と固定観念や先入観で判断していないでしょうか?
後日友人は次男とじっくり話しをしたそうです。
バイオリンの弓はケースに大事にしまっているそうです。
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