こんにちは!
生産、物流現場カイゼン研究会中国支店の矢崎早人(やざき はやと)です!
2012年6月の定期カイゼン通信をお届けいたします。どうぞ宜しくお願い致し.ます。
(矢崎の詳細プロフィールは以下でご覧下さい。
http://china.a-solsh.com/staff_details04.html )
上海の5月の陽気はおもったほど暑くなかったですね。逆に少し肌寒くて風邪
をひいている人をよくみかけました。
さて、皆さんの現場ではローカルスタッフのモチベーションが
上がらずにお悩みではないですか?
仕事に対する責任感や積極性など、期待しているレベルに達していないという
不満をお持ちではないでしょうか?
私はローカルスタッフのやる気を上げるためにSWOT分析手法の活用をぜひ
提案したいです!!
SWOT分析とは、企業戦略を練っていくときに使われる古典的な分析ツールで、
皆さんもよくご存知かもしれませんね。
私も日本に居る時によく活用していました。
Sは強み、Wは弱み、Oはチャンス、Tはリスクと定義するとわかりやすいです。
この通常は企業経営において使われているSWOT分析は、実は個人の
レベルでもおおいに活用できるんです。
ローカルスタッフとの個人面談の中で、本人についてのSWOT分析を上司が
一緒に取り組むことで、コミュニケーションのギャップが埋まり、本人にとっての
次の目標が見えてきます。
成功の秘訣はW(弱み)ではなく、S(強み)とO(チャンス)に着目することに
あります。
ローカルスタッフのみならず、人は誰しも自分に関心をもってくれる人を受け入
れるものです。
本人自身が考えているS(強み)と上司が考えている本人に対する強みを
出し合うことで、その関心の度合いと内容が詳しくわかります。
口頭で日常的に文句ばっかり言っていても、きちんと向き合う場面において、
本人の強みは何かを確認し合うことは、本人にとって「認めてもらえている」
という実感を味わう良い機会になります。
中国の人件費が上がっている現状は皆さんもよくお感じのことと
思いますが、給料が上がるということは、それに応じた欲求も変化していると
思います。
これもまた古典になりますが、マズローの要求段階説によれば、
第1段階は「生理的欲求」
第2段階は「安全の欲求」
第3段階は「所属と愛の欲求」
第4段階は「承認の欲求」
第5段階は「自己実現の欲求」
とあります。
今までは第1段階~第3段階を満たせていればよかったことが、最近は第4段
階~第5段階への欲求へと変化してきている印象があります。
特に管理者層への動機づけはココがポイントになると思います。
本人と上司が一緒に行うSWOT分析で得られる効果は、まさにこの第4段階
~第5段階の欲求への対応につながります。
SWOT分析はもともと企業の現状分析手法として知られているものですが、
その目的は次の経営戦略を練ることにあります。
ですので、ただ分析しただけでは効果が半分くらいしかありません。
そこからどのような経営戦略をひねり出すか!?が重要です。
本人と上司が一緒に行うSWOT分析において、この戦略とは今後の
「キャリアパス」をどう描くか?になると思います。
本人の成長曲線と会社の要求曲線は常にギャップがあるものです。
会社は常に高いレベルの成果と能力を要求してしまいますよね。
SWOT分析を通じて会社側である上司と本人との意識のギャップを埋めて行く
過程では、この人は次に何をすればいいのか、将来はどこに向かって
いけばいいのかのキャリアパスをイメージできるようになります。
それが明確になれば、スタッフは指示しなくても自主的に動き出すようになります。
いかがでしょうか??? SWOT分析へ期待が持てそうですか?
本当はここから具体的なSWOT分析の進め方についてご説明したいのですが、
残念ながら限りある紙面では無理そうです。
もし皆さんがSWOT分析を使ってローカルスタッフのやる気アップ
に取り組んでみたいとお考えでしたら、個別にその進め方についてお伝えします。
ぜひこのメールに直接ご返信いただけませんか!?
SWOT分析の記入シートも併せてお送りいたしますね。
また、皆さんの現場で実施しているスタッフ教育の良い手法が
あったら、ぜひ当研究会にも教えて下さい!!
皆さんからのお返事をお待ちしております!
生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
矢崎早人
2012-6-6
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、
日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い
、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務
カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず
皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。そ
の事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、
ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことが
ありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さい。
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当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)やITを活用して
解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!相談無料です。
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