フリーランスとしてHRP(ヒューマンリソースパートナー)日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
プロフィール
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■どれだけ社員の事を知っているか?
現場で様々な研修を行う中で大事なのは日々のコミュニケーションであり雑談を含めた会話ですとお話をします。評価面談は定期的な場面ではなく日々評価する気持ちで。信頼関係はコミュニケーションの質と量で担保出来る部分は多いと思います。研修に参加していただいている管理職の人達に「社員の事をどれだけ知っていますか?」と質問すると「もちろん知っているよ」と帰ってきます。
研修の場面で質問をさせていただきます。直接マネジメントしている社員を思い浮かべていただき「ニックネームではなくフルネーム。家族構成。住んでいる地域」と質問すると答えられる方と答えられない方がいます。続いて「誕生日はご存知ですか?」と質問すると「・・・」となります。もちろん必ずしも誕生日を知っていなければならないという事ではありませんが大事なのは関心を持って社員と接しているかどうか?という事です。
■雑談を含め多くのコミュニケーションをしている日本人
駐在されている日本人の方々は実は知らない間にとても多くのコミュニケーションを含めた交流をしています。朝の時間。昼休み。会食。土日を含めたレクレーションの時間等々様々な場面で話しをしています。
仕事の話しはもちろん家族構成や子供の状況。血液型や誕生日にいたるまで知っている人もいます。同じ会社。同じ言語。同じ民族。異国であるという環境がより話す時間を増やしているのは言うまでもありません。
■中国人社員とは必要事項のみを話す
日本人同士ではプライベートを含めとても多くの事をやりとりしているのですが中国人社員となると仕事中心で必要事項のみと言う人も少なくありません。中にはニックネームは知っているけれどもフルネームは知らないと言う方もいらっしゃいます。
なぜそういう状態になるのでしょうか?「言葉の壁が大きい」「生活の事や家族の事は聞きにくい」「聞いてはいけないのではないかとどうしても億劫になる」様々な理由があります。
■相互理解は雑談から
駐在員として一番大事な事はまずは人となりを含め「信頼と尊重」をされることです。この人は信用出来る。この人と仕事をしたいと思われる事です。
自己紹介をしていたとしても仕事の話しがほとんどでプライベートを含めた心の内を話す機会はそれほど多くないと思います。大事なのは雑談です。
根掘り葉掘りヒアリングをするのは抵抗があると思いますが休み時間や退勤時間、業務中でもかまわないと思います。雑談をしてみてください。「通勤時間はどのぐらい?」「血液型は何?」「誕生日は?」とたわいもない話しでかまいません。
雑談をする事によって距離は縮まります。何も知らない人から仕事のみの必要事項を伝えられるよりは人として信頼されている事を前提として伝えられる方がいいのは言うまでもありません。誕生日を覚えるのは大変かもしれませんがメモひとつですみます。仕事以外の雑談をするのはそれほど難しくはありませんが言語の問題もあり簡単ではありません。信頼関係はコミュニケーションの質と量に比例します。
皆さんは社員の誕生日を知っているでしょうか?
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