おはようございます!
カイゼン研究会の池田です。
↓↓↓
プロフィールはこちら
大変ご無沙汰しております!!
ようやく…ほんとうにようやく上海のロックダウンが解除されましたね。
お気づきの方もいらっしゃるとはお思いますが、実はこのロックダウン中、月と水のメルマガをほとんど自粛しておりました。
こんな終わりの見えない状況では、皆様も他のことで手一杯であろう、ということで、一部金曜日のメルマガと、工場復興に向けて必要になる物資のご紹介などに絞って配信しておりました。
しかし、本当に驚きました。
まさか上海がここまで長期間ロックダウンをすることになろうとは…
浦東方面にお住いの方は突然のロックダウンで物資の買い込みなど、ほとんど準備ができないままロックダウンに突入してしまったと思うので、相当のご苦労をされたかと思います。
幸い、私を含めた浦西方面の住民は多少準備する猶予が残されていましたが、それでも日本人で当初の予定よりも確実に延長されると予想して大量の物資を買い込めた人が果たしてどれくらいいらっしゃるか…
中国人の方はおおよそ、当初の政府の言っていた4日間程度で終わるわけはないと踏んで物資を買い込みに走っていたようですね。
私はその行動を傍目に、「まぁ延びたとしても2週間くらいなんじゃないのかなー」と思いながら多少買い込むか、程度でちょろちょろ買い込んでいました。
しかし、上海人彼女から「絶対封鎖終わらないからもっと買っておきなさい!」と指摘される私。
そんなバカな(笑)と思いながら、「分かりましたー」と内心、買えばいいんでしょ状態で最終日にスーパーで大量に追加購入。
重たい思いをして持って帰りましたが、これが後々功を奏するとはこの時は思いもしませんでした…
ロックダウン始まって数日、早くも雲行きが怪しくなる解除日。
私自身はのびても2週間程度だと思っていたので、まぁ大丈夫だろうと思っていましたが、そんな期待は途中から消え失せました。
毎日増える感染者
日々長蛇の列を並ぶ終わらないPCR
感染したら送り飛ばされるのではないか、というちょっとした恐怖
隔離場所風景の動画などを見た方は、絶対に感染したくないと思ったはずです。
この頃から、政府の発表で解除のロードマップも示されなくなり、終わりの見えないループに途中した感覚になったのではないでしょうか。
あまりここで政治的な意見を述べるのはやめておきますが、少なくとも今回のロックダウンで上海市への信用などが落ちたのは明らかだと思います。
特に驚いたのは、上海トップ主義の上海人ですら上海に対して大きな失望をしている、ということです。
私は外国の人間ですが、それでも上海は色々とスマートに対応する印象がありました。
しかし、今回の対応はあまりに準備がないというか、後手後手というか、杜撰というか…
明らかに地域格差のある物資の配給
そもそも最低限の物流すら止まっている状況
そんな中で何のロードマップも見えなくなると、飢えるかもしれない、という不安が恐怖に変わります。
ロックダウンをするなら、せめて不安にさせない必要最低限の準備なりを整える必要があったのではないかと思いますが、今回はそれが完全に後からの対応になっていました。
ただでさえ仕事ができず給料がもらえないのではないか、という不安があるのに、自分達の飢えの問題まで自分達で考えないといけないとなれば、そりゃ不安は爆発します笑
4月末くらいにはようやく私の棟でもグループが形成されて、団購ができるようにはなりましたが、それでも自由に好きな物が買える状態ではないため、買えるものを買う、という感じです。
また、まとめ役のグループリーダーなどが業者と結託してかなりの儲けている、という話もチラホラ耳にするようになりました。
たくましい、というか命知らず、というか…
「よくやるなー」と、一周回って関心さえします笑
しかし悪い関心ばかりではなく、良い関心もありました。
それは中国人の結託さ、というか徒党を組んだ時の面倒見の良さです。
日本で仮に同じ状況になったら、どこまでこうした連携が取れるのかは何とも言えませんが、今回私の棟はグループリーダーに恵まれました。
かなり面倒見の良い兄ちゃんで、何かというと全て引き受けて居委会(住んでるところの管理局みたいな存在です)などに聞いて、回答をくれます。
団購でも別に吹っ掛けてくるでもない値段でした。
グループ内でも何か足りないものや余っているものを交換したり売買したり、融通したりと、頻繁に連絡も飛び交っていました。
こうした近所を無視せず、気にしたり親切にする精神というのがやはり根本にあるのだと、ちょっとした感動を感じられたのは良い経験でした。
そして5月に入ってからくらいでしょうか。
少しずつ出前やおつかいなどの最低限の物流が動くようになり、団購以外での買い物ができるようになってきました。
団購と個人でちょっとした買い物ができるようになれば、少なくとも食料などに困ることがなくなるので、精神的には少し楽に過ごすことができました。
ある意味安定していた時期でもあるので、今思うと4月の方がきつかった気がします。
そして5月末の突然の解放宣言
あれには驚きました。
段階的とかいう噂はいずこへ…笑
確かに市民の不満はとっくにピークだったとは思いますが、これだけゼロに向けてこだわってロックダウンしていたのに、いきなり解放したらまたぽつぽつ出現しそうな気がしてなりません。
個人的には小区レベルで突然の封鎖はあり得ると思っているので、正直まだまだ気が抜けない、不安定な時期が続きそうだと思っています。
しばらくはストックを買い続ける生活が続きそうです笑
ちなみにロックダウン中にふと気がついたのですが、日中えらく鳥の声がするんです。
今まで関心を向けてなかっただけか、それとも2ヶ月の間上海のほぼ全ての人、車、工場などが止まった影響で環境が静かで綺麗になり、野鳥系の鳥が上海に来ているのではないかと感じました。
これはあくまでも感覚なので、もしそんな話やデータなどがあれば是非教えてください笑
ようやくロックダウンが解除されましたが、工場など稼働率が100%に戻り正常と呼べる状態までに戻るためには、まだまだ時間が必要です。
しばらくは不安定な時期が続くかとは思いますが、健康面は当然ながらご自身のメンタル面も気にかけて過ごされてください。
工場のお困りごとで当研究会でお力になれることがあれば尽力させて頂きますので、お気軽にご相談ください。
本日はロックダウン明けということで、軽めにブログ的なとりとめのない内容を書かせて頂きました笑
一緒にこの局面を乗り越えていきましょう!
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
wechat(微信)でも配信中!!(中国語版も)
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 池田 竜貴
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
**********************************************************
当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)
やITを活用して解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!
相談無料です。
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F1131C
*********************************************************
ご連絡は中国からは400-604-1765フリーダイヤル、24H365日受付中、
日本からは+86-21-6440-1765 /86-21-6432-5544
受付時間は平日9:00〜18:00までです。
担当:門脇 日本語、中国語両方OKです!!
生産、物流現場カイゼンNews Letterはこちら!!
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F1131C0
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F0912B69
現場カイゼン塾沪江网校のURLはこちら!!
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F1131B59
**********************************************************
この定期カイゼン通信の配信停止をご希望の方は下記より手続きを受け付けております。メール配信解除は
こちら