フリーランスとしてHRP(ヒューマンリソースパートナー)日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
プロフィール
https://hrp-kinei.com/hrp/about/
■駐在員がぶつかるギャップと壁
工場長や総経理、管理系の方や技術系、営業の方を含め、日本企業の駐在員が必ずぶつかる「ギャップ」と「壁」があります。
本社と現地、赴任者と現地従業員の間にある「ギャップ」。そこに、権限の壁、異文化の壁、責任の壁、モチベーション維持の壁などが駐在員の前に立ちはだかります。
本来であれば、赴任前に権限や責任を明確にした上でミッションを決めておくべきなのですが、曖昧なまま赴任することが日本企業では少なくありません。ミッションを決めずに赴任された方は本来の目的が何だったのか?を考える時間がないまま日々の業務に追われてしまうという事も少なくありません。
■うちのやり方は間違っているのだろうか?
赴任直後は意気揚々としていた駐在員の方々も、現地社員との感覚の違いなどが原因で思うように進まない状態が続くと、次第にストレスが溜まっていきます。
ライバルは日本企業だけではありません。現在の中国では世界中の企業がしのぎを削っています。そのなかで駐在員の方は、他社はこうしている、あの企業ではこの方法でうまくいったなど、情報の渦に巻き込まれることになります。
どの情報が役に立ち、どの情報は捨てていいのか?
速やかな判断ができないまま「うちのやり方は間違っているのだろうか」と不安ばかりが募ります。そこへ前述のギャップと壁が立ちはだかり、目的を見失ってしまう事も多々あります。
■あえて井の中の蛙になる
中国市場で大きな成功を収めている企業のやり方をそのまま真似しても、うまくいくとは限りません。評価制度や賃金の仕組みをそのまま導入し、結果的に現場が混乱してしまったと言う企業もあります。
中国で業務を進めて行く上で大事なのは、まずは現地法人のミッションを「正しく」策定することです。本社からの要望が中国市場で実現可能なものとは限りません。自分の目で見た現実を踏まえ、目標を設定し直せばいいのです。
現状を混乱させている要因を直視し、自社の強みを活かせるところにのみ目標を再設定する。
「あえて井の中の蛙でいる」それは、求められる結果よりも下回る目標になるかもしれません。そのかわり、自分で決めた新たな目標の「完璧な達成」を目指すのです。
ここなら達成できると自分で目標を決めれば、それは「絶対に勝つ」という強いモチベーションになります。その決意で、あふれる情報の波から自社に必要なものだけを選択する指針を維持する。取り入れる情報を絞るのは「あえて井の中の蛙」でいるための手段です。
日本企業は、判断のスピードが遅いと批判されることが多いようですが、それに惑わされる必要はありません。まずは事業戦略に沿って情報を取捨選択し、利点を活かせる範疇で日本企業独自の手法を用いればいいのです。
情報を遮断し盲目になってはいけませんが、目標を正しく策定し、そこに向けて情報を絞り、進めていく「井の中の蛙」になることも、この中国市場を勝ち抜くためのひとつの方法ではないでしょうか。
PS
会社の「人」の問題をあきらめている方へ。
私、金鋭が10社限定で経営と人事の課題について無料で相談会を開催させていただきます。
御社独自の問題を在中25年の私が様々な事例と共に問題解決までのヒントを無料で差し上げます。
相談してみたい!!!
という方はこのメールにご返信くださいね。
一社一社丁寧な対応を心がけておりますので、返信が遅れてしまうかもしれませんが、ご連絡いただければ必ず回答しますので、しばらくお待ちくださいね。
wechat(微信)でも配信中!!(中国語版も)
↓↓↓
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
**********************************************************
当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)
やITを活用して解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!
相談無料です。
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F1131C
*********************************************************
ご連絡は中国からは400-604-1765フリーダイヤル、24H365日受付中、
日本からは+86-21-6440-1765 /86-21-6432-5544
受付時間は平日9:00〜18:00までです。
担当:門脇 日本語、中国語両方OKです!!
生産、物流現場カイゼンNews Letterはこちら!!
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F1131C0
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F0912B69
現場カイゼン塾沪江网校のURLはこちら!!
https://a.k3r.jp/a_sol/1861F1131B59
**********************************************************
この定期カイゼン通信の配信停止をご希望の方は下記より手続きを受け付けております。メール配信解除は
こちら