フリーランスとしてHRP(ヒューマンリソースパートナー)日中異文化経営コンサルタントして活動している金です。
プロフィール
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■ある人事担当者との会話
先日旧知の人事担当者が久しぶりに会食を共にした。長く人事を経験されている方であり、話は欧米系と日系の人事制度の比較から現地法人の話まで多岐にわたり、人事制度の比較からその会社の人事制度の話になり、詳しく聞いていく中でその方からこんな発言があった「実はうちの会社人事制度がないんです」
■人事制度がない
その会社は大手企業であり、現地法人の従業員数も数百人という会社である。私は興味津々で詳しくヒアリングをすることにした。「等級はもちろんありますよね」「評価はどうされているのですか」「賃金の管理や人事異動は」とまるでインタビューのように聞いていった。
なぜかと言えばその会社は離職率も低く、現地化もとてもスムーズに進んでいることで評判の会社だったからである。私は「それだけの人数で人事制度がない状態でよく回っていますね」「どうやってそれだけの人数の等級とか評価とか賃金を管理しているのですか」と聞いていった。
■観察と面談のみの評価システム
その方の答えはこうであった。現地法人に関しては全て総経理の方針で基準はあるがハンドブックやシートはなく全て細やかな面談で解決している。人事は全員の等級や賃金、評価結果をフィードバックしてもらい、一人一人に対して調整をしていると言うのである。細かな観察を通じたフィードバックと面談。これが全ての仕組みとなる。
私は「人数多いですよね。一人一人面談するのも大変だし、何よりも仕組みのない中で日々観察し、記録していくのはとてつもないパワーがかかる、またそれを全て人事にフィードバックするのもシートを含めた仕組みがないと成り立たないのでは?」と聞くとその方は「総経理の方針でシートを作ると書いて満足しシートに書くことで査定をしているという仕事になってしまう。それもぎりぎりになって書いたりする。観察と面談であれば記録しなくてはフィードバックできない。上司も部下も真剣です。だからシートはあえてないんです」
私は「そう言う方法もあるのか」と少しびっくりしながらもその方の話を聞いていました。人事制度がないのではなく、あえて仕組みに頼らない仕組みで動かしている人事制度であるということだったのです。
そこには高い観察能力とコミュニケーション能力がないと成り立たないという前提がありますが上司は評価をするために必死で部下を観察し、賃金や昇給を決めるために真剣かつ何回にもわたる面談をしなければならない。仕組みに頼らない仕組みもあるのだと改めて思いました。
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