おはようございます!
カイゼン研究会の宇賀です。
最近、ふと
社会人になってから今まで
「どんな失敗をしてきただろう??」
思い出してみようということをやっています。
(意外と面白いので、ぜひ皆さん失敗談教えてください。笑)
普段はそんなことを振り返らないし
思い出したくもないくらいなのですが
何年もたっても覚えているものというのは結構あります。
生産管理として入社したての頃は
ちょうどサプライヤーさんで爆発が起こり
毎日材料の調達先が変わるという中でした。
工場全体が混乱しており
製造現場は、1週間後から非稼働が決定
品質管理は材料の初品チェック、テストでパンク寸前
生産管理は、非稼働に向けた1週間分の計画準備、物流手配、製品を入れるパレット不足対応
後から振り返ると
異常事態の中で、会社生活をスタートさせたので
2か月後に正常の状態(通常稼働)がやってきたときに
まったく仕事の進め方を知らないという状況でした。笑
正常状態、標準を知らない中で
仕事を始めてしまっているので
驚くほどミスを起こしますし、現場からも
引くほど怒られました。
列挙するだけでも
・パレット手配のミスが原因で、製品を作りたくても作れず
現場に別製品のパレットへの移し替え作業をさせてしまう。
(めちゃくちゃ大変なうえに、また出荷するときに移し替えしないといけない。。現場からするとめちゃくちゃ無駄な作業)
・生産計画作成ミス
海外のお客様は通常に稼働しているということが抜けており、製品が足らないことに気付く。。突発残業の依頼。。
・突発残業と計画変更を原因とした、サプライヤー様の部品納入不足
急に計画を変更したら部品が付いてこないことを分かっていない。
etc
1ヶ月で数えきれないくらいミスをしまして
標準というモノがいかに大切で、
それに沿って工場が正常に回っていることを痛感しました。
標準を分かっている人は、異常事態下であっても
標準から外れるところだけに絞って、通常オペレーションを調整するということで抜け漏れなく対応できていたと思います。
標準、正常状態、スタンダードは何なの??
という言葉を浴びまくった1ヶ月でした。
そして、その仕入れ先で起こった爆発の対応
工場の突然の非稼働対応について
振り返り、標準化していこうというのが次の仕事だったことを覚えています。
今回の動画は
問題解決の中のステップである
標準化、ヨコテンについて
マニュアルを書いて終わりということではありません。
失敗、ミス、異常、問題は起こってしまうものですが
処置、対策で乗り切った後に
次にこうならないためには、日常の仕事の進め方を
どう変えようかということを考える部分が標準化になります。
標準化と横展は簡単??〜TPS初級編〜
https://a.k3r.jp/a_sol/37137C48089F12
たくさんの失敗、問題に対しての対策
が一回切りにならず、後々までその知見、対応方法が残っていくのが
会社にとって財産になっていきます。
この標準化のステップは
問題解決の中では少し軽視されがちですが
どうしたら、もう異常が起こらない環境を作れるか?
ということを考える重要なステップです。
動画はこちら
↓↓↓
https://a.k3r.jp/a_sol/37137C48089F12
講師紹介URL
↓↓↓
https://a.k3r.jp/a_sol/37137C48089E28
TPS(トヨタ生産方式)という単語と意味は何となくイメージできる人が多いと思います。
かんばん方式であったり、
ジャストインタイムであったり
重要な単語が数多く出てきて、
結局どういうモノなのか?というのが
つかめないという話を聞きます。
(社員教育を受けた際も情報量が多すぎて、もやもやした記憶があります。。笑)
しかし
このTPSの考え方というのは
実際は方法論(How To)ではなく、
何を目指すべきか(What)が詰まっているモノです。
そこが不明確なまま
TPSを導入するとなっても
表面的な、かんばんやタクトタイムという
本来はTPSを実現するためのツールの導入にとどまってしまいます。
社員もツールの使い方だけを覚え
それが、何を目指すために導入しているのか?
ということを考えないまま使うという状態になってしまいます。
そこで、
そんなもやもやをなくすため
TPSの考え方を基本から
順序だてて説明していければと思います。
なるべくシンプルな内容と構成で
簡単に理解できるようなお役に立てればうれしく思います。
無料で公開しておりますので、是非ご覧ください!
また
ご感想やリクエスト頂いた方々ありがとうございます。
次のテーマで取り上げていきます!
また、ご質問、ご要望あれば
ぜひご連絡くださいね!
それではまた宜しくお願いします!
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会
現場カイゼン診断士 宇賀 邦人
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==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
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