生産、物流現場カイゼン研究会中国支店 コーチの常松です。
（
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春節（旧正月）が過ぎ、徐々に気温が上がってきました！
ただ、朝晩はまだまだ肌寒いですね。
季節の変わり目は、体調を崩しやすいので、お体にはお気をつけ下さい！
さて、今回第50号のテーマは、「消耗品」です。
2010年は、国際的な原材料不足やインフレなどにより、製品の価格上昇が
加速し、留まることなく価格が上昇していますね。
また、原油価格も上がり、石油派生製品（接着剤、シリコン油）の価格も絶え間
なく上昇していますね。
そのため、御社でも原材料価格の上昇により、
日々ベンダーさんとコストダウン案を練っているのではないでしょうか？？？
しかし、実際のところ、今すぐ実行できるコストダウン案っていうのは、
すぐみつけられないですよね。。。
しかも、原材料価格が上昇したからといって、この上昇分のコストを製品価格
へ載せることは、簡単にできませんよね。。。
そうなると、
まずは、自社でムダなコスト削減することが、第一歩ではないでしょうか！
しかし、そうは言っても、コスト削減できるのであれば、既に実施されていますよね。
でも、御社の現場で、カイゼンを実施することにより、コストダウン
できるものがあるんですよ！
それは
消耗品（ラベルやインクリボン）です！！！
実のところ、原油価格上昇については、先ほど、書かせて頂いた通り
石油派生製品である消耗品のコストダウンは、簡単ではありません！
なぜかというと
まず、原油価格の高騰の影響を大きく受け、2010年7月よりラベル（接着剤）の
価格が上がり続けています。
その上昇幅は、既に45％増までとなっています！！！
そして、天然樹脂の価格については、2010年の1年間で100％増となっており
紙の価格も上がり続けています。
次に、生活水準の向上により、物価が高騰しています。
最近、中国での生活水準は、以前に比べるとかなり高いレベルになっています。
そして、多くの方が今までのライフスタイルを見直し、より良い生活を送りたいという
生活の質というものを見直しています。
そのため、消費に対する概念が明らかに変わってきています。
安いものを求めるのではなく、品質やサービスに対する要求が高くなっています。
現在、中国社会では、商品を販売する際に、製品品質だけでなくそれに付随する
サービスも大きなウェイトを占めています。
しかも、このサービスは、品質の一部分として捉えられ、品質と共に重要なものと
なっています！
成功される企業さんは、どのようにして低コストで製品をつくるということではなく
まず、どうすれば品質やサービスを上げられるか考えられていますよね。
そうすると、品質やサービスの向上に伴い、原材料や製品の価格が上昇してしまう
のではないでしょうか。
もちろん、品質やサービス向上にも関わらず、価格据え置きという企業さまも
多くいらっしゃると思います。
ただ、実情としては、難しいですよね。。。
そうなると、御社がお取引されている優良なベンダーさん
と一緒にコストダウンを実現するのは、難しいのではないでしょうか？
では、品質やサービスを確保しながらコストダウンするにはどうしたからいいの
でしょうか？
もちろん方法はあります！！！
ただ、原価を下げる方法というのは、門外不出ですが！
今回は、新年のプレゼントとして、今すぐできる消耗品のコストダウンの方法を
3つお伝えします！
1．ラベルとインクリボンのサイズを最適化
一般的に、インクリボンは、ラベルの台紙よりも、5～10mm長く設計されている
ことが多いです。
これは、ラベルプリンタのプリンタヘッドを保護し、寿命を伸ばすためです。
ただ、インクリボンの設計は、10mm単位で行なわれることが多く、一旦
サイズを決めると、ロット購入される場合、最小ロット分を購入する必要が、
往々にしてあり、購入された分を使いきるまで、高いインクリボンを使用
しなければなりません。
そこで、このインクリボンの仕様を見直し、カイゼン行いました！
カイゼン後、テストを行い後、お客様に承認頂きました。
最終的には、5％のコストダウンができたそうです！
2．多品種少量印刷の外注化
多くの会社さんで、使用するラベルの種類は多いけれども、使用枚数は少ない
とお聞きすることがたくさんあります。
在庫を抑えるために、小ロットで何回も購入しなければならず、購入価格をなかなか
下げることができないともお聞きしています。
例えば、あるお客さまの事例をご紹介します。
社内で使用されているラベルは50種類あり、この50種類のラベルを保管するために
なんと、小さい倉庫を建てられました！！
そして、毎日、使用量を紙に記載し、入出庫を管理されていました。
しかも、ベンダーさんから納品されてくるラベル自体に間違いがあることも少なく
ありませんでした。。。
そこで、このラベルの仕様を見直し、カイゼン行いました！
どうなったかといいますと
たった7つに統一することができました！！！
さらに、多品種少量のラベルを管理しやすく、コストダウンできる
ように、自社でラベルプリンタを使用して、ラベルを印字する、
必要なときに必要な量だけ印字できる方法をご提案させて頂きました！
最終的なカイゼン後、
ラベル管理がしやすいということだけでなく、7種類の空白ラベルを購入する
ことにより、50種類のラベルを準備できるようになりました。
最終的には、37％のコストダウンができたそうです！
3．消耗品の過剰品質
過剰品質とは、従来の消耗品仕様のまま、数年間使い続けているが、
実は、新しく購入したラベルプリンタを使用して、印字を行うことにより
消耗品の仕様を削減することできるが変更していないというものです。
例えば、あるお客さまの事例をご紹介しますと
カイゼン前は、PETという素材で出荷ラベルを製作していました。
このラベルは、出荷箱の外に貼り付ける用途でしたが、長期間保管すること
はなく、雨、水、薬品等に触れることがありませんでした。
そこで、このラベルの材質を見直し、カイゼン行いました！
カイゼン後、度重なるテストを行った後、お客様に承認頂きました。
最終的には、66％のコストダウンができたそうです！
消耗品のカイゼン例を、いくつかご紹介させて頂きました！
如何だったでしょうか？？？
今回のご連絡だけですと、なかなか伝わないと思いますので、
「消耗品のコストダウン」をしなければいけない、したい現場、問題を抱えて
いると御社がお考えでしたら、
一度ご連絡いただけませんか？？？
私常松が御社の現場を訪問し、消耗品現物を拝見し、
消耗品コストダウンのご提案をさせて頂きます！！！
ただ、そんなこと言われても、忙しいので、「そんな時間をとれない！！」
という御社のために！
今回は、過去、お客様へ提案させて頂いた提案書を再編集した
「消耗品コストダウンのノウハウ」を贈呈します！
入手方法は簡単です！
以下のＵＲＬへアクセス頂き、ダウンロードして頂くだけです。
ダウンロードして頂き、お読み頂いた後、是非ご感想聞かせてください。
http://china.a-solsh.com/download003.php
もちろん、こちらのノウハウ以外でも、消耗品コストダウンについて
ご質問等ありましたらご連絡下さい！
御社からのご連絡お待ちしております！
生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
常松 直志
2011-3-7
＝＝＝＝ このニュースレターの目的 ＝＝＝＝＝＝＝＝
このニュースレターは、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、
日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思
い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務
カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず
皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。そ
の事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、
ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがあ
りましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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