新年明けましておめでとうございます!
生産、物流現場カイゼン研究会中国支店 コーチの常松です。
(
http://china.a-solsh.com/profile03.html)
昨年中は、大変お世話になりました。
2011年もどうぞよろしくお願いします!
中国では、冬至を過ぎ、元旦から春節までが1年で一番寒いと言われて
おりますので、お体にはお気をつけ下さいね。
さて、今回第47号のテーマは、「生産現場のポカヨケ」です。
貴社は、
「もう、至る所で、ポカヨケしているよ!」
「もう、ポカヨケなんて、する必要ないよ!」
「ポカヨケなんて、基礎の基礎、今さらね。。」
と思われるかもしれません。。。
しかし、2011年の年初にもう一度、一緒におさらいしてみませんか?
ウィキペディアによれば、ポカヨケとは
「ポカヨケは、工場などの製造ラインに設置される作業ミスを防止する
仕組、装置のこと。囲碁、将棋で用いられる用語である、通常は考え
られない悪い手を打つ事を意味する「ポカ」をよける=回避する、とい
う意味がポカヨケの語源である。」
だそうです!
また、
「フールプルーフ(FOOL PROOF)」
とも呼ばれていますね!
生産現場のポカヨケといえば、設備、治具などの装置に
ポカヨケを実装することが多いのではないでしょうか?
そこで、問われるのは、ポカヨケの機能が、
「作業ミス防止!!!」
「流出防止!!!」
のいずれとするか?
というところになると思います。
不良防止という目的だけで、ポカヨケを実装すると、思ったとおりの効果が
でないこともあるので、注意が必要ですね。
では、作業ミス防止についてですが、
これは、作業者の作業ミスを未然に防止し、不良品を発生させない事ですね。
例えば、治具に半製品をセットすると、該当する部品が保管されている箱の蓋が開く。
そして、流出防止ついてですが、
これは、発生した不良をすぐ発見し、作業や設備を継続せず、更なる不良を
発生させないですね。
例えば、設備にて加工した製品が、次の設備へ流れていくベルトコンベアに
トンネルを作り、高さや幅が規格外の製品は通過できないようにする。
では、ポカヨケは、機械、設備などに実装されるだけ
でしょうか?
そうではないですよね?
次に、検討されるのは、ソフトウェアやシステムを運用してのポカヨケでは
ないでしょうか。
このポカヨケでは、不良やミスを防止するポカヨケだけでなく、作業の効率を
上げる、作業員の作業量を減らすなどとともに実現されることが多いですね。
そして、ソフトウェアやシステムが行う、自動検証を利用して、
「作業ミス防止」と「流出防止」を実現していますね。
作業ミス防止の例でいいますと
組立で使用する部品や半製品は、システム上の製品部品構成表に基づき
検証OK後、ピッキングされる。組立時は、各部品の検証し、該当する部品
であることが確定してから、電動ドライバの電源が入る。
流出防止の例でいいますと
システム上に前工程の完了報告がない場合、次工程では、設備が起動しない
ようにする。
こうしてみると、前工程のポカヨケ(作業ミス防止)、後工程のポカヨケ(流出防止)
では、考え方がだいぶ違いますね。
ポカヨケは、もともと、人のミス、忘れ、うっかりなどを防止するために実装される
ようになりました。そして、人が使う設備やシステムには、人が発生させてしまう
ポカミスを防止するため、ポカヨケが実装されるようになりました。
しかし、設備やシステムにポカヨケを導入したとしても、
すべてが100%のポカミスを防止することができませんよね?
なぜなら、人に対する負荷や疲れが介在することがあるからですね。
では、このヒューマンウェア(最近では、ハードウェア、ソフトウェアに対して、
このように呼ばれますね)のポカヨケ設計はでは何を目的に行われるか言うと
「決められた作業通りに作業をしたにも関わらず発生してしまったポカミスを
防止すること」
ではないでしょうか。
例えば、
1日の生産出来高を上げるため、サイクルタイム削減した。そのため作業者は
作業スピードを上げなければならず、その結果、ポカミスを発生させてしまい、
不良品の山を作ってしまった。
生産現場のポカヨケにおけるマネジメントシステムを構成する3つの要素
「ハードウェア」、「ソフトウェア」、「ヒューマンウェア」
について、紹介させて頂きました。
そのほかにも様々な方法で、生産現場のポカヨケのマネジメントシステムの
構築に貢献する現場カイゼン実績がございます。
このNewsletterの中だけですと、なかなか伝えられない事が多くあります。
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ダウンロードして頂き、お読み頂いた後、是非ご感想聞かせてください。
http://www.a-solsh.com/download002.php もちろん、こちらの資料以外でも、生産現場のポカヨケについてご質問ありましたら
ご連絡下さい。
貴社からのご連絡お待ちしております!
生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
常松 直志
2011-1-14
==== おしらせ =======
2010年7月8日に発行された神田昌典さんらの書籍で当研究会のオフィス
が紹介されました!
「ビジネスの成功はデザインだ」神田昌典&湯山玲子、マガジンハウス
(
http://magazineworld.jp/books/all/b.php?gosu=2118)
==== このニュースレターの目的 ========
このニュースレターは、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、
日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思
い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務
カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず
皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。そ
の事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、
ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがあ
りましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
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