おはようございます。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店の鳥枝です。
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さて、今週の現場カイゼンブログのテーマは
部下に仕事を振る基準についての話です。
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忙しい方のために先に結論を述べると
部下に仕事を振るのが苦手な人は、下記を基準にしてみてください。
「自分がやっても、人にやってもらっても、できばえに大きく差が出ない業務は部下に任せる」
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あなたは部下に仕事を振るのは得意ですか?
私は大の苦手です。
仕事を振る前に仕事を振ろうと考える相手をチラッと見て
「あっ…やっぱり忙しそうだな…どうしよう。」
と迷いが生じて、結局自分でやっちゃったりします。
その上、自分が仕事を依頼したいな…という人ほど忙しくしています。
なにせ、有能な人にはいろんな仕事が振られますから…
一方で、鬼のようにいろんな人に仕事を振る人もいます。
相手が忙しそうだろうが、なんだろうがバンバン仕事を振ってます。
そんな人に憧れつつ
「自分はこうはなれないなぁ」と諦めまじりな時期もありました。
そんな課長失格な私にも背中を押してくれるきっかけとなった言葉があります。
(あんまり話しませんでしたが、実は課長です。とはいってもウチはフラットな職場なのでスタッフ全員、役職を意識することは他社に比べ少ないです。普段から役職ではなく、さんづけで呼びます。)
「自分がやっても、人にやってもらっても、できばえに大きく差が出ない業務はガンガン任せていい」
という、私のコンサルタントの先生の言葉でした。
この基準で考えてみると…
見積書は他人に任せても、どうせ提出前に私がチェックするし大きく差は出ないな…
現場カイゼンの提案書は、どうしてもこの順番、この理論、この手法でカイゼンを提案したい!
という考えがあったり、イメージの図式化なんかの過程もあるので最終成果物である提案書の内容に差が出ちゃいます。
なので、これは振らない。
(けど、必要な情報の調査、作成で部分的に振れる部分があればそこは振る)
といったように、一つの基準ができたことで、コトが前に進むようになりました。
また、別の視点で言えば
自分で仕事を抱えこむことで部下の成長の機会を奪ってしまっている。
という見方もできるわけです。
なので、私と同タイプの方はこの基準が何かの参考になれば嬉しい限りです。
現場を見ていると特に日系企業の部長、課長さん(特に真面目な性格の方)はちょっと仕事を抱え込み過ぎな人を見かけます。
これは駐在員、現地スタッフ問わず、です。
大抵の場合、部課長さんが忙しすぎると現場カイゼンのアドバイスや助言、巡回などの余裕がなくなり、徐々に5Sが崩れたり、カイゼンのスピードが落ちたりというケースがあります。
結果として、現場に目がいかなくなった後に、トラブル対応にてんやわんやしたり、総経理からの指摘を受けて急ぎでやらなければならない仕事が増えたりと悪循環に巻き込まれていくわけです。
もし、部下が十分に仕事をこなす能力があるのであれば、一度この基準で見直してみてください。
(もちろん成長を期待して仕事を振る場合でも、です)
あなたの現場がもっと良くなることを応援しています。
PS.
ちなみに以前も触れたことがありますが、もう一つ衝撃を受けた先生からの一言があります。
「自分がやられてイヤなことをするな」
子供の頃に言われたこの言葉が、
人に仕事を任せられない大きな要因だったりする。
自分にとってイヤな仕事だから、
この人にとってもイヤな仕事と考えてしまい、
お願いできない。
けど、イヤな仕事は人によって全く違う。
私にとっては、この一言はかなり衝撃的でした。
PPS.
とはいえ、ここでは触れていないもう一つの問題がありますよね。
それは、部下自身の能力向上です。
仕事を任せたいが、まだ本人がやり方、やり方の選び方をわかっていないので中々、コトが進まないというパターンですね。
これについてはどうしても、基礎となる知識を正しく理解した上で
その情報は知ってる=知識 を
知っているし、実践してどうやって成果を出せば良いのか経験している=知恵
のレベルまで引き上げる作業が必要です。
それに関しては、下記があなたの部下へ現場カイゼンの知識の導入と実践を2日間でまとめてやってしまえるので効率的です。
https://a.k3r.jp/a_sol/37137B29401D96
PPPS.
お盆に母の実家の下関へ向かう途中で唐戸市場に寄って行きました。
朝7:30にも関わらずたくさんの人だかり…。
私はずっと気になっていた、のどぐろのお寿司を食べましたが想像以上に脂身がのっていてこれは寿司じゃない方がいいかも…と、ふと感じました。
(朝、食べるにはヘビー過ぎたのもあるのかもしれません…)
なんだか追伸が長くなってしまいましたね。
また、次週もお楽しみに。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 鳥枝 将光
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