こんにちは!
カイゼン研究会の池田です。
(私のプロフィールは
こちら)
段々と暑くなってきましたがまだ風も気持ち良く過ごやすいですね。
しかし恐らく次に私がメルマガを書いている頃には相当暑くなっていることでしょう…
貴重なこの過ごしやすい季節を楽しむことにします笑
さて今週は久しぶりに「トヨタ 仕事の基本大全」から、とても基本的なことですがピンときた部分があったのでお届けしたいと思います!
「トヨタ 仕事の基本大全」という本の詳細はこちらです。
https://a.k3r.jp/a_sol/37137I7719B55
中文版は下記をご覧ください。
https://a.k3r.jp/a_sol/37137I7719C75
(京東のページに飛びます)
あなたの工場、自分のオフィス、自分の机などはちゃんと2Sがされていますか?
またその状態を維持するために残り3Sを行っていますか?
2Sとは言わずもがな「整理・整頓」ですね。
こんな基本的な…と思うかも知れませんが、この基本ができていない所、実は結構あるのです。
オフィスだと比較的2Sはしやすいですが工場だと中々難しいですよね。
ちなみに当研究会はオフィスを綺麗に保つための工夫として、「机に引き出しを設置しない」ということをしています。
(
当研究会の事務所紹介です)
当研究会のオフィスは総務、財務など紙媒体の書類がどうしても必要な部署以外の営業、技術などは机に引き出しがありません。
引き出しがあるとどうしても物を入れてしまいがちですからね…
逆に引き出しがなければ机の上だけで仕事が完結するように自分で勝手に片付けるようになるんです。
確かに私も最初は慣れませんでしたが、慣れてくると印刷してまで必要な書類というのは実はそんなに多くはないのだと気づきます。
PCに電子版として保存しておき、どこに保存したかを覚えておく癖をつければさほど難しくはありません。
おかげでいつも私の机の上は綺麗に保たれています!
さてでは工場はどうでしょう?
工場だと必要な物の数や種類が多いため、中々難しいと思われがちです。
しかし自分の工場はまだまだ汚いなというあなたに一つお聞きしたいことがあります。
1日の内、工場内清掃にどれだけの時間を充てていますか?
・終業前の5分間はお掃除タイム!
・毎週金曜日の15分間は掃除です!
などなど、所によってやり方は様々だとは思います。
ここで最近
現場カイゼン指導をしているある工場の例をあげたいと思います。
その工場の従業員は300人以上、全て組み立てのラインで構成されています。
そして私が最初この工場を見させてもらった時に感じたのは
"とても綺麗な工場だった"ということです。
これだけの人数がいるのに良くこれだけの綺麗さを保っているなーと本当に感動しましたが、それにしては阿姨の数も多くはありませんでした。
実はこの綺麗さの秘訣は朝にありました。
大体朝はどの工場でも朝会から始まると思いますが、毎朝朝会の後15〜20分、従業員全員が掃除を行うのです。
例外なく全員です。
総経理や管理層、日本人含めて文字通り"全員"です。
しかも5分などではなく時間をかけて徹底的に掃除を行うのです。
これだけの人数が時間をかけて毎朝一斉に掃除をするわけですからこの綺麗さには納得でした。
また毎朝実施しているからその綺麗さが保たれている、というだけではないと思います。
本当に基本的なことを言っていて申し訳ないのですが・・・
私は日本の学校で行う"集団清掃"というのはとても良い文化だと思っています。
正直学生時代には清掃活動なんて時間のムダで早く終わらせて帰りたい、と思っていましたが…
しかしアメリカや中国でも業者などの第三者が行うものだというのがまだ一般的でしょう。
ですが日本が綺麗だと言われている大きな要因の一つがこの"集団清掃"だと個人的には思っています。
汚いとテンションまで下がりますが、少なくとも綺麗であればテンションが下がることはありません。
仕事へのモチベーションの低下予防に一役買っているわけです!
この工場では毎朝工場全員が15分という貴重な時間を清掃に充てていますが、工場全員が生産以外のことをするというのは生産という観念から見れば決して安くはありません。
しかしこの活動により得られるモノは決してお金には換算できない貴重なモノだと思います。
以下「トヨタ 仕事の基本大全」 Chapter2 Lecture26"そうじも日常業務に組み込む"からの抜粋です。
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整理・整頓された状態をキープする一番の秘訣は、ずっとキレイにしておくことです。
…
キレイな状態をキープしておくと、キレイなままです。
誰かが汚してしまうと、みんなも汚し始めます。
清掃をする理由もここにあります。
常にキレイにしておけば、ずっとキレイなままでキープすることができます。
何より、身の回りがキレイになるのは気持ちいいので、仕事にもフレッシュな気分で取り組めます。
清掃はやり続けることに意味があるのです。
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当研究会が行う現場カイゼン指導もスタートはまずは2S、5Sからというのが定石です。
それだけ製造と密接な関係にあるものなのです。
あなたの現場で「私の現場は特にこんなことをしている!」という活動があったら是非教えて下さい!
またもしあなたの現場がいつまでもイマイチキレイにならない、というお悩みをお持ちでしたらまずはこの工場のように全員で徹底的に清掃を始めるのも良いかも知れませんね。
もし掃除の大切さがわからない、という管理者がいて中々うまくいかず困っているという方がいましたら当研究会の
カイゼン塾で5Sの大切さからモノづくりのイロハをお教えしますよ!!
今週も読んで頂きありがとうございました!
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
池田 竜貴
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
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当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)
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