お世話になっております。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店の鳥枝将光です。
(私のプロフィールは
こちら)
この記事を書いている日(4月23日)はとある日系企業の社内研修のめに朝から車を運転して、講義をしてきました。
今回の講義内容は2つ。
―ポカよけ
―見える化
上記2つの講義をしてきました。
この2講義は関連が強いためできるだけセットで行なっています。
朝の9時から13時まで昼食を摂らずに喋り倒したため、終了直後は酸欠だったのか軽い頭痛に悩まされていました。。。
このポカよけの講義をする際に鉄板ネタとして使っている話が浦東空港の女子トイレに間違えて入った話。
なんです。(烏枝の実体験)
このポカよけ講義で伝えている考え方としてポイントは2つあります。
・人間がミスをする原因は何か?(人間の生理学的反応を理解し、逆手にとる)
・人間はミスをする。ならば、その前提でミスを防ぐ対策をできないか?
その時に事例として伝えるのが、私の失敗談(女子トイレ侵入事件です)
事件が起こったのは3年前の国慶節が明けようとしている時期でした。
私は宮崎から福岡経由で飛行機を乗り継ぎ、やっとの事で浦東空港の入国審査、税関チェックを抜けました。
日本で買ってきた、鍋の素や調味料、お菓子に、ダイソーで仕入れたカイゼンに使えそうな道具たちでパンパンになったスーツケースを2個引きずりながら移動しつつ、ふと、こう思いました。
「自宅に着くまでタクシーで移動してもあと1時間はかかるし、トイレ行っとこ。。」
というわけで空港のトイレを探し、向かったわけです。
トイレの入り口へ入り、洗面台の前を通り過ぎるくらいで目の前の景色を確認し、おかしいな?と思いました。
小便器が見当たらない。。。
さらに、「カチャッ」という扉が開く音とともに出てきた人と目が合い、その場で固まりました。
「なんで男子トイレに女性がおるんやろ。。。んん?!」
ここでやっと間違いに気づき、一目散にトイレを出て、反対側の男子トイレの個室に逃げ込みました。
「中国は訴訟大国やって聞くし、、、目があった女性に訴えられたらどうしよ…」
と頭を抱えながら、トイレで10分弱過ごした失敗談。
いつも、この話をポカよけの講義の際に話しています。
ポイントはそもそもなぜ、私が間違えて女子トイレに入ったのか?
という点です。
写真は私が間違えた場所とは別の場所ですが、浦東空港のトイレは男女ともに青色で表示されています。
ただし、アイコンの形は男女に分かれており、見れば誰でもわかる状態です。
しかし、私は間違えてしまいました。。。(もちろん故意ではありません…)
答えは簡単ですよね。
人間は視覚から情報を認識し判断し、行動しますが、認識のしやすさには優先順位があります。
色→形→数字→文字の順です。
その優先順位を理解せずに、形のみで判断するような方法になっていたため私はミスをしてしまったわけです。
上記の視覚から行動までのプロセスのどこで間違えたかというと、私の場合は4の識別で間違いを起こしました。
さらに複合条件として、移動による疲れが重なり、さらに判断を鈍らせてしまった、ということになりますね。
間違いは誰でも起こし得ます。
だからこそ、人間はなぜ間違えるか?どうやって間違えるか?
にフォーカスして、本当に効果のある対策を考えることが現場でも必要になりますね。
今回の講義では、さらに参加者が興味を持ってもらえるように
・労働災害が最も多いのは何曜日?
・労働災害が発生しやすい月は何月?
・人がミスを起こしやすい時間帯は何時から何時?
といった、統計情報を付け加えながら講義をした日曜日でした。
(1時間で終わるはずのポカよけが1時間40分に伸びたのは愛嬌ということで…)
あなたは現場で発生したポカミスにどう対応していますか?
日本の地方労働局や政府統計を見てみると色々と面白いことがわかりますよ。
あなたの現場がもっと良くなることを応援しています。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士 鳥枝 将光
PS.
昨晩は講義の予習で夜中1時に寝たので、今日は明日の出勤に向けて早めに寝ます。
今週は土曜日も出勤日なので、私自身もポカミスに要注意です。
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この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
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