なんでこんなに設備に振り回されるんだろう…
中国の多くの現場が生産設備を間違った使い方で運用しています。
「いや、私は正しく使用している!」とおっしゃる方もいるかもしれません。
確かにその設備を使用して生産をしているわけですから、正しく使われてはいると思います。
しかしその設備、時々故障しませんか? 故障したら直している?
確かに設備が故障してしまったら生産ができなくなってしまいますから、故障したら直す、ということは必ずやらなければなりません。
ではここで一つ質問をさせて下さい。
設備を
使うこと(生産すること)と設備を
運用すること。
この二つの違いをあなたの現場の設備担当者は答えられますか?
あっ待って下さい! 答えを言う前に少し私の昔話をさせて下さい。
私は以前、半導体製造装置メーカーでフィールドエンジニアをしていました。
(サービスエンジニアとも言いますね)
私のプロフィールはこちら →
https://a.k3r.jp/a_sol/1861E9617B96
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、フィールドエンジニアを簡潔に説明すると、自社製造の設備をお客様の工場へ据え付けたり、トラブル対応や設備の使い方を教育するなど、アフターケアをするエンジニアです。
そこで私は「
生産現場は戦場の最前線である」と教えられました。現場経験のある方なら大げさではないことを分かって頂けると思います。
そこである日、私は設備の定期メンテナンス(保全)のやり方をお客様へ教育する、という仕事をしました。その時私は正直、「何か地味な仕事だな、面倒くさいな」と思ってしまいました。「設備がトラブった時に設備を復帰させる
仕事の方がやりがいがあるし、かっこいいし、自分の存在価値が上がる!」と新人ながら思っていました。
この事を飲みの場でうっかり先輩にこぼしたところ、こんな事を言われました。
「設備を使う事と運用する事は違うからな。定期メンテナンス(保全)も含めて設備を使う、という事が設備を運用するって事だからな。定期メンテナンス(保全)も立派な大事な仕事だぞ。」
言っている事はわかりましたが、正直理解はしていませんでした。
定期メンテナンス(保全)の教育後のある日。
現場で定期メンテナンスをしていた担当の方から呼ばれて設備の方に行ってみると、「この部分、不具合ではありませんか?」と指摘をされました。
調べてみると設計ミスであることが判明しました。今までは何とか破損事故のような重大トラブルにならずに稼働していただけで、いつトラブルが起こっても不思議ではない状況でした。
しかしこの定期メンテナンス(保全)によって重大なトラブルが起こる可能性を未然に防いだのです。
この時、先輩から言われた
「設備を
使うことと設備を
運用することは違う」
という意味を初めて理解することができました。
もうお分かりですね?
保全をしない設備はただ生産に使っているだけで
運用している、とは言えません。
生産から保全まで含めて初めて【
設備を運用している】と言えるのです。
ではなぜ多くの人が保全をしないのか?
例えば、あなたは自宅で炊飯器を使ってご飯を炊きますね。
これらの炊飯器は本当に優秀で、常に美味しいご飯をあなたに炊いてくれます。
ではこの炊飯器、あなたは洗わずに毎日毎日使っていますか?
ご飯粒が残ったままのお釜でまたご飯を炊きますか?
私はちゃんと洗います。あなたもきっとご飯を炊く前はお釜を綺麗に洗うはずです。
設備もこれと同じではないでしょうか?
「毎日美味しいご飯を炊いてくれて本当にありがとう!」という気持ちでお釜や蓋を洗い、最後にさっと外側を拭いてやる。そうやって毎日大事に使っていれば炊飯器もきっとそれに答えて長くあなたに美味しいご飯を炊いてくれるでしょう。
設備だってちゃんと定期メンテナンス(保全)をしてあげれば長くあなたに良品を提供してくれるのです。
設備の保全は地味。
修理する方が断然かっこいい。
自分がいなければ修理ができないから自分の存在価値、重要度が上がる。
確かに現場から頼られるのはとても嬉しいものです。
以前私が見た記事にもこんなことが書いてありました。
「仕事はその人を重要人物にしてくれる」
つまり設備担当者にとってトラブル対応は自分の重要度を上げてくれる重要な仕事。だけど保全は重要度を上げてくれない重要度の低い仕事。こういう心理が少なからずあるのだと思います。
私も過去思っていましたし。。。
あなたやあなたの部下にも多少なりとはそういう経験はありませんか?
では保全の仕事の重要度を伝えるにはどうしたら良いのでしょうか?
保全の意味や魅力をどうしたら理解してくれるでしょう?
もし一人一人が「何故保全を行うのか?」を理解すれば、自ら進んで保全を行うようになるはずです。そうすればきっと未然にトラブルを防ぐ保全の仕事にも魅力を感じてくれるはずです。
ではどうやってその魅力を伝えるのか?
設備屋というのは職人気質の方が多い職種でもあると思います。私にも経験があります。そういう人は指示しても中々やってくれません。
ではここで少しポジティブに考えてみましょう。
その人達が真に保全の意味、そして魅力を理解した時どうなるか?
その意味、魅力を伝える方法が分かったら、、、
何かすごい事が起こると思いませんか?
職人が本気になった時のバイタリティはすごいんです!
その保全の意味、魅力をいかに伝えて設備保全、管理者を育成するのか。
この方法をお教えするセミナーを開催します。
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設備保全管理者育成セミナー
日時:3月2日 13:30〜17:00(予定)
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1.カイゼニスト 平栗公雄(トヨタ自動車OB)
講演テーマ:これからの中国で設備故障を予防し生産性をあげるための方法
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2.システムカイゼニスト 小野泰介(現場カイゼン研究会 技術部 部長)
講演テーマ:現場カイゼンをするための工場IoT講座(設備稼働率の収集法)
講演者紹介:
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3.現場カイゼン診断士 鳥枝将光(現場カイゼン研究会)
講演テーマ:これから、たった3ヶ月であなたの部下が自ら設備保全を推進する方法
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一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
池田 竜貴
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生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
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