こんにちは!
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会の矢崎早人です!
(矢崎の詳細プロフィールはこちら!
https://a.k3r.jp/a_sol/36863D5300B6)
私は上海に住んで7年が経ちますが、こんなにきれいな青空や夕焼けを見たのは初めてです。
PM2.5の数値も連日50μg/m3以下が続いていますので、今の上海は日本並み?に空気がきれいです。
夏はいつも大気汚染が緩和されるのですが、これが中国の経済成長の鈍化と関係なければいいのですが、、、
さて、今年5月にお届けした定期カイゼン通信で「なぜなぜ5回分析法」を取り上げましたが、その後いろいろなお客様から反響がありました。
https://a.k3r.jp/a_sol/36863D5300D1
テキストの内容もさることながら、特に反響が大きかったのは、テキストの最後に付いている練習問題とその模範回答についてです。
「なぜなぜ5回分析法」ってなんだっけ?という方のために、少しおさらいをします。
これは、トヨタ自動車の大野耐一さんが著書の中で紹介している分析法です。
大野さんは、機械が動かなくなったという問題を事例として、下記のように「なぜ」を5回くり返しています。
①なぜ機械は止まったか?
→オーバーロードがかかって、ヒューズが切れたからだ
②なぜオーバーロードがかかったのか?
→軸受部の潤滑が十分でないからだ
③なぜ十分に潤滑しないのか?
→潤滑ポンプが十分くみ上げていないからだ
④なぜ十分くみ上げないのか?
→ポンプの軸が摩耗してガタガタになっているからだ
⑤なぜ摩耗したのか?
→ストレーナー(濾過器)がついていないので、切粉が入ったからだ
そして、真の原因はストレーナーを付けていないことなので、対策としてストレーナーを付けることで問題が解決するとしています。
この「なぜ」を5回くり返す方法を通じて、大野さんは表面的な問題追及ではなく、深く考えることの重要性を説いているのだと思います。そして、この思考方法から自働化や平準化生産などの発想を得たと書かれています。
少し思い出していただけましたでしょうか?
(過去の定期カイゼン通信もご参照ください
https://a.k3r.jp/a_sol/36863D5300D1)
当研究会では、この手法を中国のローカルスタッフがわかりやすく学べるようなテキストと練習問題を作成して、いろいろなところで研修会を行いました。
手法の目的はあくまで問題の再発防止です。
そこにつながる「なぜ」をどのように導いていくかがポイントになります。
最後の練習問題は、どんな会社でも起こりうる業務連絡上のミスを事例に取り上げて再発防止策を考えてもらいます。
設備の故障問題ではないので、どんな業種でも当てはまるような題材としました。
練習問題は、研修への参加者がグループに分かれて議論をしながら検討します。
研修の運営上限られた時間での話合いとなるので、煮詰まった議論ができるグループと、表面的なレベルで終わってしまうグループと、結果はいろいろあります。
そして、グループ別の発表と意見交換を経て、最後に模範解答を配布して、答え合わせをします。
それを見た参加者は、一つのことに気が付きます。
それは、問題の原因は「線」ではなく「面」で考えなければならないということです。
先の大野さんの例にもあるように、機械が故障してヒューズが切れただけで思考を止めてしまうと、問題は再発します。
つまり、これは「点」で考えています。
そこからなぜ?をくり返していくことで、「点」から「線」になり、本当の再発防止につながっていくわけです。
しかし、それをもっと深く考えていくと、「線」は「面」になっていくというのです。
実は、これはあるお客様が興奮気味にお話ししてくれた内容です。
そして、そのお客様は続けてこう言いました。
「矢崎さん、これは売れますよ」「線」ではなく「面」で考えることで、再発防止策は複数案出てきます。
そして、それらの効果を評価することで、本当に実施すべき対策が明確になります。
「線」とか「面」とか、ちょっと抽象的な説明になってしまい大変申し訳ありません!
そこで、今回も考えました。
百聞は一見にしかずです。
もし、この資料にご興味がありましたら、先着5名さまにプレゼントいたします!
プレゼントの内容は3つの電子ファイルです。
1.なぜなぜ5回分析法のテキスト(PDF)
2.練習問題の模範回答(PDF)
3.なぜなぜ5回分析法「標準検討シート」(エクセル)
それぞれ、日本語版と中国語版の両方があります。
お申し込みはこのメール(
yazaki@a-solgp.com)に返信する形で下記情報をお送りください!!
【お名前】
【会社名】
【メールアドレス(その1)】
【メールアドレス(その2)】
※前回途中でメールが届かなくなってしまった方がおられたので、第2アドレスも
お知らせください。
※お申込み後、簡単なアンケートにご回答いただきます。
プレゼントの3つめにある「標準検討シート」は、模範回答をフォーマット化したシートです。
それって、「なぜ」を書くマスが5つ横に並んでいるやつでしょ?とお思いになるかもしれません。
しかし、今回プレゼントする「標準検討シート」は少し異なります。
「線」から「面」で考えるためのフォーマットにしてあります!
さらに、複数案の再発防止策を評価できるようになっています。
どんなフォーマットなのか、もしご関心がありましたら、ぜひお申込みください。
先着5名さまにプレゼントいたします。
なお、5月の定期カイゼン通信でテキストをお申し込みいただいた方でもOKです。
テキストもバージョンアップしてわかりやすくなりました。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
暑い夏はまだまだ続きますので、体調を崩さぬようお気を付けください!!
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会
矢崎早人
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さい。
**********************************************************
当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)やITを活用して
解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!
相談無料です。
http://www.a-solsh.com/kaizen/kaizen.php
*********************************************************
生産,物流現場カイゼン研究会 中国支店
現場カイゼン診断士/総経理 門脇 圭
(上海市中小企業発展服務中心 中日企業合作推進理事会 副理事長)
M/P +86-1391-866-5473/+86-1861-610-2612
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会
〒204-0021 東京都清瀬市元町1-1-10清瀬ビル215B
Tel: +81(0)42-494-8270 Fax:+81(0)42-494-8271
帝訊信息技術(上海)有限公司(a-Sol上海)
上海市長寧区金鐘路658弄
東華大学国家大学科技園2号楼A座301
Tel: +86-(0)21-6440-1765 or 6432-5544
Fax:+86-(0)21-6432-6768
A-SOL HONGKONG COMPANY LIMITED(a-Sol香港)
Suite 2203,Level22 Office Tower, Langham Place8 Argyle Street Mongkok, Kowloon Hong Kong
Tel: +85-(0)2-34234664 Fax:+85-(0)2-34234500
株式会社a-Sol Japan
〒204-0021 東京都清瀬市元町1-1-10清瀬ビル215B
Tel: +81(0)42-494-8270 Fax:+81(0)42-494-8271
a-Sol (Thailand) Co.,Ltd.
24 Prime Building. 12 Fl., Unit A, Sukhumvit 21 (Asok) Rd., Klongtoey-Nua, Wattana, Bangkok 10110
TEL : 66 (0) 2-661-7697 FAX : 66 (0) 2-661-7739
MP:+66-62-590-0830
http://www.a-solsh.com
生産、物流現場カイゼンNews Letterはこちら!!
http://china.a-solsh.com/blog/
現場カイゼン塾沪江网校のURLはこちら!!
http://www.hjclass.com/16241841/intro
*********************************************************