ご無沙汰しています!
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会の矢崎早人です!
(矢崎の詳細プロフィールはこちら!
http://china.a-solsh.com/staff_details04.html)
※このメールは上海から発信しております。
2015年11月13日にフランスのパリ等で発生した同時多発テロは酷い事件でしたね。
この事件での死亡者数は少なくとも130人、負傷者数は352人に及んでいます。
フランス政府は全国に非常事態宣言を出し、それはまだ解除されていません。
私は古い知人の女性がパリに住んでいるので、心配になって安否を確認したところ、なんとか無事だとのことでした。
自爆テロリストのことをフランスではKamikaze=カミカーズと言うのだそうです。まさに神風特攻隊から来ている言葉のようで、彼女は非常に気分が悪いと言っていました。
しかも、発音が少し間違っていると、、、
私も海外に身を置く者として、パリのようなことがもしこの上海で起こったらどうしようかと考えてしまいます。
もし事件に巻き込まれたら、気の毒だと同情を受ける一方で、なんでわざわざそんな危険なところに行ったんだ?という批判の声が上がるかもしれません。
確かに、、、どうしてわざわざ日本を離れて中国で生活しているのか?中国で働いているとそう自問することは少なくありません。
ビジネスで来ている私にとって、それは儲けるために来ているのが第一義ですが、さまざまな人と交流し、グローバルな視点で新しい価値を創造できることの喜びを味わえるのもまた大きな魅力だといえます。
中国が世界の工場と呼ばれていた頃、多くの日系企業はその人件費の安さなどの低コストに魅力を感じで中国に進出してきました。
大量に安く作って、大量に高く売る。その差額で儲けるというビジネスモデルでした
しかし昨今の中国の人件費は年々高騰し、例えば、上海では毎年約10%ずつ給料が上がっています。2015年4月1日からの同市の最低賃金基準は月額2020元(約3万9千円)に引き上げられました。
従業員の立場になって考えれば、物価が上昇した上海で月額2020元の給料で生活するのは非常に困難です。
これまでのビジネスモデルが既に成り立たなくなっているのは十分承知しているのだけれど、企業としてなかなかそれを変えられないでいる。。。
人材の流動が激しくなり、なお且つこれまでと同じ給料で良い人材を確保するのが難しくなると、次に大きな問題になってくるのが品質と納期ですね。
人が変わったことで不良が発生しやすくなる。
人が減ったことで納期が間に合わなくなる。
日本人駐在員はその問題解決に多くの時間を割かなければならない現状。。。
これは人に依存した現場運営を行っている以上避けては通れない苦しい道です。
これからの中国でどうやって儲かる現場を創っていけばいいのか?
こんな問題でお悩みの皆さまに向けて、当研究会はその解決のきっかけとなるセミナーを12月に開催することに致しました。
タイトルは、「カイゼニスト 山田敏博式 儲かる現場の作り方セミナー」です。
山田敏博式とありますが、山田敏博さんは55歳でトヨタ自動車を早期退職し、2010年ごろから中国各地の製造現場や物流現場で現場カイゼン指導を行ってきました。
まさに、当研究会のエース級のカイゼニスト(カイゼン指導者)です。
トヨタでの現役時代は、生産技術部でエンジンの自動化ラインの設計を行っていました。年間約30億円の設備導入を手掛けていたそうです。(山田敏博さんの詳しいプロフィールはこちら→
http://www.a-solsh.com/staff_details10.html)
トヨタなどの日本の大手メーカーのOBが中国の現場で指導することはこれまでもたくさんありました。
その指導内容は、5Sや見える化、作業カイゼンや標準化が中心だったと思います。
山田さんの指導も、初期の頃は同様の内容が多かったのですが、この5年間(4500時間)の中国での指導の内容は徐々に変化してきました。
そして今、特に問合せが増えているテーマは「自動化」です。
エンジン製造ラインの自動化を手掛けてきた山田敏博さんにとっては、ようやく自分の専門分野が活かせる時代がやってきたと言えます。
24時間文句も言わず、同じ作業を正確に早くやってくれる自動化設備は、今の中国の現場にとって非常に魅力的に感じるかもしれません。
最近はロボットも随分安くなりましたので、専用機を開発するよりは、汎用ロボットにこれまでと同じ作業をさせる方が安くて安定的だとも言われています。「人件費が上がってきているので、ロボットの導入は日本よりも中国の方が積極的ですよ。」と、山田さんは言います。
ただ、どの工程をどうやって自動化すればいいのかわからないという現場が多いのもまた事実です。
実際に、自動化したい現場と各種ロボットメーカーをつなぐコーディネーターが不足しています。
このセミナーでは、自動化の基本、どうやって自動化を進めていくのかもご説明いたします。
そして、自動化において最も注意しなければならないのが設備の保全です。
例えば、トヨタのエンジン製造ラインでは1機種で約500台の設備が使われていました。その設備は約100時間に一回のペースで不具合が発生し、平均修理時間が約1時間かかるそうです。
現場にはそのための保全担当者が控えているわけですが、上記の状況で約何人の保全スタッフを付ければいいかわかりますか?
(回答は最後にお知らせします)
セミナーでは30年近くトヨタで苦労してきた山田さんだからこそ言える自動化の設備保全のポイントをお教えします。
「もし設備が止まった時に、どうやってバックアップするかの体制を整えておかないと痛い目に遭う」と、山田さんは常に言っています。
自動化を導入するなら、同時にTPM(Total Productive Management)も導入するのがいいと思います。
そして、いくら自動化を進めても大切なのが、人と人とのコミュニケーションです。
コミュニケーションが悪いとせっかくの設備もうまく稼働せず、ただのお飾りになってしまいます。
5年前にも最新鋭の設備が電源を抜かれたまま飾ってある工場をときどき見かけましたが、今はそんな悠長なことはしていられません。
トヨタ生産方式では、見える化で問題点を共有化し、異常に早く気がついて良いものを早く、そして安くつくるための体制づくりを推進していきます。
年末の大変お忙しい時期だとは思いますが、2016年以降の中国の現場の方向性をどうするか考える意味でもこのセミナーに参加する価値があると私は思います。
日時は12月16日(水)の午後2時から5時です。
場所は上海市古北の「古北皆喜交流中心」になります(上海市古北南路1838号創新園区3号棟4階)費用は1人300元(前払い、現金払い可、発票発行可)となります。
山田さんの5年間(4500時間)の中国での指導経験とトヨタでの31年間の実績を2時間に凝縮してお話いたしますので、今回の言語は日本語のみとさせていただきます。(通訳なし)
日本の方はもとより、日系企業に深くかかわっておられる日本語堪能な中国の方にもぜひご参加いただきたいと考えています。
定員は70名で、定員になり次第締め切らせていただきます。
なお、今回のセミナーでは、インダストリー4.0の具現化を支えるさまざまな機器を提供いただいているキーエンスにも基調講演をしていただけることになりました。
タイトルは「キーエンス流 バーコードを活用現場カイゼン術」となっています。
数多くの事例をご紹介いただけるとのことなので、自社の現場にフィットするカイゼン案が見つかるかもしれません。
セミナーへのお申し込みは、下記内容をこのメールにご返信いただければOKです。
参加者名:
参加者電話番号:
参加者メールアドレス:
企業名:
住 所:
その他、ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせお電話番号:+86-21-6440-1765
それではまた、皆さまのお役に立ちそうな情報があったら配信させていただきます。
※保全スタッフの人数に関する問題の回答:6人
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会
矢崎早人
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務
カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがあ
りましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さい。
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当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)やITを活用して解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!相談無料です。
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生産,物流現場カイゼン研究会 中国支店
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