いつもお世話になっております。
一般社団法人 生産物流現場カイゼン研究会 中国支店の鳥枝です!
(
http://www.a-solsh.com/staff_details07.html)
上海の梅雨も終了し、夏らしい日差しと入道雲が垣間見える時期になりました。
今週29日(水曜日)には上海の最高気温が37度まで上昇すると天気予報でみかけております。
皆様及び現場作業員の方々の体調管理にはお気を付けくださいね。
私も現在トヨタOBの先生と一緒に現場指導を行っており、プレス加工、鋳造現場に入ることもあるため、現場で汗を流しながらカイゼンを進めております。
そんな折、先日カイゼン指導に伺っているお客様と食事をご一緒していたところとても面白いお話を伺いました。
駐在員の心の叫び“OKO”と“OKY”についてです。
特に海外に駐在されている方が日本側とやりとりする際に心の中で叫ぶフレーズだそうです。
私は今回この話を初めて伺ったのですが、皆さまそれぞれの略語の意味をご存知でしょうか??
例えば下記の様な際に使われるようです。
駐在員Aさん:「先月中国で製造し、日本本社で発見された品質不良の件についてですが…」
日本側品質管理担当Bさん:「私からメールした内容についてですね。どうしてこんな簡単なミスが起こるのですか??」
駐在員Aさん:「はい、すいません…それは…」
日本側品質管理担当Bさん:「見た目が似ているとはいえ、まったく別の製番が届いてましたよ。」
「念のためすべてを開梱してみると他にもラベルの貼り忘れ、外観の小さな傷など別の問題も見つかりました。」
駐在員Aさん:「いえ、こちらとしても本社向けの輸出分について急な追加だったため現場と一緒に特急対応したのですが…」
日本側品質管理担当Bさん:「確かに連絡が急だったのはそうですが、こんな簡単な不良を出されるようじゃ困ります。大体、今は為替の問題で中国での製造だって安くないのに…こんな不良も止められないなんて、現場の管理者に何をやらせているのですか?」
駐在員Aさん:「特急対応に伴い、サプライヤへ不足分の部品の緊急アンパイや別の問題の対応など手一杯で…」
日本側品質管理担当Bさん:「忙しいのはわかりますが、やることをやっていただかないと…とりあえず、この件については原因、対策についてまとめた報告書の提出をお願いします!」
駐在員Aさん:「いや、そうしたいのですがさらに追加で発注された製品の件と、本社からの新機種の開発の案件で時間が…」
日本側品質管理担当Bさん:「報告書がないと私も困ります!とりあえず今週木曜までには…(うんたらかんたら…)」
駐在員Aさん:「はい…わかりました、木曜までには報告書をメールします…
(好き勝手言ってるけども、“お前、ここでやってみろよ!!”チクショー!)」
そうです…“OKY”とは“(O)お前(K)ここで(Y)やってみろ!”
の略語だそうです。。。
言ってやりたいけど、言えない…現場の心の叫びがどこからか聞こえる気がしてきます…
また、最近は“OKO”という新語もできているようです。
OKOとは…
元駐在の方で日本へ戻った方へ対して現駐在員の方が「この人なら現場の苦労も理解してもらえる…!!」と思って連絡した際に、非情にも「いや、理解ができますけどちゃんとやってくださいよ(冷たい態度)」という返答を食らった際に
「いやいやいや!お前もここにおったやろ!!」
OKO…つまり、“(O)お前も(K)ここに(O)おったやろ!”
という、意味だそうです。
みなさん、ご存知でしたか??
中国を含め海外の現場では、日本の現場では考えられないような問題が数多く発生します。
いきなり、特急対応をお願いされても日本の様にはスムーズにいかないことが一般的です。
そんな中、「日本だったら○日くらいですぐできるのに…」と言われても困りますよね。。。
とは言いつつも…これから経済が落ち込んでいくとの予測が強まる中国の現場においても“強い現場”を作ることは急務であり、中国でも生き残れる体制を現場スタッフの皆さんと築きあげるのは必須の課題です。
「そんなことわかっているんだけどね。。」
「原価を下げろと言われても労務費は上がる一方だしどうすればいいのか。。」
「社内では教育を実施しているんですが。。最近、限界を感じていて。。」
「ウチのスタッフでも長く働いている管理監督者もいるんですが最近は井の中の蛙状態で。。」
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また、カイゼン塾についてちょっと聞いてみたい…などご質問ございましたらカイゼン塾の講師も担当しております私、鳥枝(torieda@a-solsh.com)までご連絡くださいね。
一般社団法人 生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
鳥枝 将光
==== この定期カイゼン通信の目的 ========
この定期カイゼン通信は、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。その事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがありましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さい。
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当研究会の理念は「感謝」です。
当研究会の仕事は、「現場で起こった問題をトヨタ生産方式(TPS)やITを活用して解決し感謝される事」です。現場で困ったら、まずはご一報を!!相談無料です。
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