こんにちは！
生産、物流現場カイゼン研究会中国支店の矢崎早人（やざき はやと）です！
２０１３年８月の定期カイゼン通信をお届けいたします。
８月も半ばを過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きますね。
今夏は気温だけでなく、アベノミクス効果で業績もより高く、より熱くなってほしいもので
す！
さて、海外現地法人の経営を担う者にとって、自社の財務会計データがきちんと把握でき
ているかどうかは非常に重要な問題ですよね。
しかし、正直自分は会計のことはよくわからないし、この国独特の税の仕組みや会計ル
ールについてはローカルスタッフの言うままになってしまっているな、、、なんてことも多い
ような気がします。
一方、本社も心配していろいろ要求や提案を出してくるのですが、どうも現地とは温度差
がありすぎてうまくコミュニケーションするのが大変だ、、、なんて声もよく聞きます。
例えば、中国現地法人の経営管理者にとっては、
＞自社の財務会計データを正確に把握しているか？
＞後任者が赴任したときにスムーズに業務を引き継げるか？
＞本社からの質問にすぐに適切に回答できるか？
この３つの問いに自信を持ってYesと言うのは、けっこう難しいかもしれませんね！
今回の定期カイゼン通信では、そんな悩みに一発で答えてくれる財務会計のプロフェッ
ショナルをご紹介します！
当研究会のビジネスパートナーである公認会計士の加納尚さんです。
（詳しいプロフィールは
http://www.raiseconsult.com/aboutus/message.htmlをご参
照ください）
加納さんは日本の大手監査法人を経て、２００５年から中国での財務会計コンサルティン
グ業務に携わってきました。
そして、２０１０年に上海で独立開業されたのですが、そのきっかけは、資格を使って相手
を監査する立場ではなく、むしろ監査される側に立ってお客様の業務を支援していきたい
と思ったことだそうです。
そんな献身的な仕事ぶりが評価されて、現在は日系企業を中心として多くのクライアント
を抱えていらっしゃいます！
そして、２０１２年には著書「中国現地法人の財務会計業務チェックリスト」を出版しました。
この本は、アマゾンの財務会計部門で最高２位の販売実績があり、
初版は既に完売し、現在は第２版出版の準備中だそうです。
まさに中国での財務会計に関する第一人者だと言えるすごい方なんです！！
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4419058404/ref=dp_image_0?ie=UTF8&n=465392&s=books
ところで、加納さんの会社では、最近、本社側からの直接の依頼で中国の現地法人の会
計を「見える化」してほしいという依頼を数多く受けるそうです。
加納さんは、社内で正確な財務会計情報を作成しているか？そしてそれを伝達するルー
トが構築されているか？がとても大切だと言っています。
なぜかというと、それができていないと以下の問題が発生する可能性があるからです。
（１）不正の温床になる
損益計算表（P/L）や貸借対照表（B/S）が間違っていて、総経理のわからないところで改
ざんされ、もっと出ているはずの利益が小さくなっているとしたら、、、大変な問題ですよ
ね。
もちろん、これはよっぽどなケースですが、
生産現場を確認しないで良品が出荷できると信じるのが難しいのと同じように、財務会計
情報についても誰がどんな情報をいつまでに作成し、それがどのようなルートで自分のと
ころに来るのかをしっかりデザイン、管理しておく必要があります。
経営管理者が何も見てないとわかれば、不正がはびこるのは当然ですし、海外であれば
なおさら危険だと思います。
（２）間違った経営判断をしてしまう
中国現地法人の経営環境は、人件費の高騰や国際関係リスクなどで大きく変わってきて
います。
組織の継続と発展のために、経営者として、選択と集中の英断を下さなければならない
場面も増えてきているのではないでしょうか？
そんなときに自社の財務会計データが間違っていたら、大変な判断ミスをしてしまうこと
になりますね。
（３）業績評価に影響する
今年の業績は良いはずだと思っていたけど、実際の財務会計データ上からはそれが正
確に表現されていないとなると、法人の評価が下がり、またその経営を担っている自分
自身の評価も下がってしまいます。
せっかく毎日頑張っているのに、正当に業績が評価されないのはおかしいですよね。
加納さんがこれまでお手伝いしたお客様ではこんな例があったそうです。
日系の貿易会社で、中国で３社の物流会社を使って製品の輸送を行っていたのですが、
どうも毎月の支払額が多すぎるような気がするので、加納さんの会社に調査を依頼した
そうです。
調べたところ、３社のうち１社の物流会社からとんでもない請求金額が上がっていて、そ
れを疑わずに対応し続けていた結果、約２００万元もの不当な支払いを行っていたことが
わかりました。
例えば、製品を３つ輸送する予定の業務が実際は顧客の都合で２つに減ったのですが、
請求は３つ輸送した代金だったとか、また、納品先でトラックが２時間待たされたので、そ
の分の人件費を追加請求されて支払った等々です。
詳細を把握して頭にきた貿易会社の総経理は、この物流会社に詰め寄りこう言ったそう
です。
「今すぐ弊社との取引をやめるか、それともこの２００万元を将来にわたって相殺していく
かのどちらかを選んでほしい！」と。
この物流会社は検討の結果、取引継続を選んだそうです。
財務会計データのチェック
を疎かにしているとこんな怖い問題が発生するんですね。
私も加納さんとお話を聞いていて、自社の財務会計データが正しく上がってきているか少
し不安になってきました。。。
うちの会社は大丈夫なはずだけど？？？
そこで、加納さんにどうしたらいいか相談したところ、すばらしいチェックリストをご提供い
ただけることになりました！！
それは、
「これだけは押さえておきたい中国現地法人の財務会計チェックリスト１５問」です。
これは中国現地法人の財務会計に精通している加納さんがまとめた１００問のチェックリ
ストの中で、これだけは絶対に外せないチェックポイントを１５問ピックアップし、セルフチ
ェックできるように新たに解説を加えていただいたものです。
もし、皆さんがご興味ありましたら下記からダウンロードしてください！！
http://www.a-solsh.com/download.php
チェックリストは得点式になっていますので、セルフチェックした合計点を計算してみてく
ださい。
御社の財務会計データが正確に把握できているかどうかがわかります！！
合計点が７０点以上であれば、今のところ問題無いと言えます。
しかし、もし結果が５０点を下回るようであれば、すぐに何らかの対策が必要です！
どう対策すればいいかは会計のプロフェッショナルの加納さんに聞くのが一番早いです
ね。
そこで、今回は特別に公認会計士の加納さんが、無料で竹内
さんの
事務所を訪問し、公認会計士としての評価とアドバイスをさせていただきます。
対策の第一歩は、入金と出金をしっかり押さえることだそうです。
また、セルフチェックをした結果について、それが本当に正しい評価なのかどうか少し不
安ではないかと思います。
また、結果が良かったとしても、もっと良くしていくためのアドバイスを受けたいと思いませ
んか？
ぜひこの機会を利用して、自社の財務会計のカイゼンにお役立てください！！
なお、公認会計士の加納さんは、普通に仕事をお願いすると１日あたり１万元の費用が
かかりますが、今回は定期カイゼン通信をご愛読していただいている皆さん
のために、特別の対応をしていただくことになりました。加納さん、ありがとうございま
す！
さらに、無料診断を実施させていただいた場合は、
加納さんの著書「中国現地法人の財務会計業務チェックリスト」
（税務経理協会、税込み3,465円）
をもれなく１冊プレゼント致します。
ただし、加納さんもお忙しいので、今回は限定５社、各社２時間までとさせてください！
無料診断は優秀な通訳も同行しますので、財務会計担当のローカルスタッフにも同席し
ていただき、普段は聞けないアレコレも橋渡しを致します！
なお、この無料診断は、本当に困っていて、本気で取り組みたいというお客様を優先させ
ていただくため、ぜひその旨お知らせください！！
お申し込みの際は、下記に必要事項を記入して、このメールにご返信ください。
貴社名： ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
貴社住所： ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ご担当者名： ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
メールアドレス： ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
電話番号： ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
セルフチェックの得点： ＿＿＿＿点
皆さんからのご連絡お待ちしております！
では、またメールします！
生産、物流現場カイゼン研究会 中国支店
矢崎早人
＝＝＝＝ このニュースレターの目的 ＝＝＝＝＝＝＝＝
このニュースレターは、生産現場、物流現場で孤軍奮闘されている方へ、また、
日本で中国のオペレーションを管理している方へ少しでもお役に立てればと思
い、発行させていただいております。我々は、生産現場、物流現場向けの業務
カイゼンのためのシステムを製造販売しておりますが、システム導入に限らず
皆様のご苦労、問題を解決する事を第一の仕事としております。
コストカイゼンを含めた様々なカイゼン事例がたくさん蓄積されています。そ
の事例を皆さんでシェアすることが、最短距離での解決方法ではないかと思い、
ニュースレターを発行しています。お問合わせや、お聞きになりたいことがあ
りましたら、このメールに直接返信して頂いて結構です。
当研究会では、しつこい売り込みは一切ないので、安心してお問い合わせ下さ
い。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
当研究会のＨＰはこちら！！
http://www.a-solsh.com
ご連絡は中国からは400-670-4649 フリーダイヤル、24H365日受付中、
日本からは＋86-21-6440-1765 /86-21-6432-5544
受付時間は平日9:00～18:00までです。
担当：池田 日本語、中国語両方OKです！！
e-mail:
yazaki@a-solsh.com
定期カイゼン通信のバックナンバーはこちら！！
http://china.a-solsh.com/mailmagazine.html
+++++++++++++++++++++++
