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●カイゼン指導業務の概要
5Sを中心とした現場の意識改革と管理監督者の育成を目的として、2012年4月から約6カ月間カイゼン指導を実施した。カイゼン指導にあたっては、製造部を中心に20名ほどのカイゼンチームを結成し、カイゼン指導者である山下和博によって毎月3日間の指導が行われた。内容は「5Sと視える化」「管理監督者の育成」「ムダ取りと作業要領書の作成」「小集団活動」である。
本インタビューでは、同社の総経理である平尾修章様にお話しを伺った。
平尾総経理、こんにちは。お忙しいところ、お時間いただきありがとうございます。 今日は、生産、物流現場カイゼン研究会が6カ月間実施した現場カイゼン指導に関して、お話を聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
こんにちは。こちらこそ、よろしくお願いします。
さて、まずは、このインタビュー記事を見ていただく皆さんに御社のことをご紹介したいと思います。御社の概要をご説明していただけませんか?
弊社は98年に日本の協和発酵工業株式会社(現・協和発酵バイオ)と冠生園グループとの合資で設立しました。輸液用のほか、健康食品や工業品の原料となるアミノ酸の生産と販売を行っています。
販売先は中国国内だけでなく、世界中に広がっていますよね。
おかげさまで、順調に注文を頂いております。今の目標は安定的に製品を供給することです。また未来の目標は『世界ナンバーワンのアミノ酸工場』としています。
それは、本当にすばらしいですね。御社のブランドがお客様に支持されているのでしょうね。さて、今回、5Sを中心とした6カ月間の現場カイゼン活動を実施されましたが、実施されるに至った経緯を教えて頂けませんか?
はい。私はこの工場の総経理として赴任して約1年経過した時点で、5Sや設備の維持管理などを社員は知っているのですが、まだ意識が低いと感じていました。日本の本社からも5Sを進めてほしいという要請がありました。
なるほど。現場の作業員の意識を変えたかったということですか?
はい。例えば、現場監督者に問題を指摘したときに、自分はやりたいのだけれど、皆がやってくれないという答えが返ってきました。そこで、全員の集合教育をやろうと考えました。ただトップダウンで一気にやらせるのではなく、カイゼンのプロセスを一緒に経験して、「共感」や「共有体験」を持ってもらうことが重要だと考えました。
その通りですね。トップダウンでやらせるとその時はやりますが、その後も自分たちで継続してやるかどうかは疑問ですよね。また、私が面白いなと思ったのは、成果の獲得の仕方について平尾総経理は、「魚をもらうのではなく、魚の釣り方を学んでほしい。」という姿勢を一貫されていたことです。
そうですね。もちろんカイゼンのプロセスを共有することは大事なのですが、今後自分たちでカイゼンできるようなやり方を学んで欲しいと思いました。例えば、QC7つ道具は知識としてはあったけれども、それを使ってどのように問題を分析し解決案を考えていくかはよくわからなかったと思います。また、チームで競争させるとみんな頑張ってやりましたよね。
そうでしたね。平尾総経理の中では、それなりの手ごたえを感じましたか?
そうですね。言えば通じる、できるというのはわかりました。これは成果だったと思います。今後はこれを個別の成長につなげて、人事制度まで反映していきたいと考えています。
確かに今回実施したカイゼン活動は本当に意義があったと私も思います。ところで、活動の推進にあたって外部の力を利用しようと思ったのはどうしてですか?
内部だけで実施すると、自分たちの知っている範囲だけのカイゼンになってしまう恐れがありました。それに対して外部の組織は他社と比較しながら新しい情報を提供してもらえます。自分たちだけでやれる範囲は限界があると感じています。
なるほど。さらに数ある外部の中で当研究会を選んでいただいたのはどういう理由がありましたか?
生産、物流現場カイゼン研究会の提案には、フレキシビリティがありました。まず、私たちが求めるゴールに合わせた提案をしていただいたこと。また、1カ月目と三カ月目の状況を見て、カイゼン指導をキャンセルできる条件になっていたことです。
評価いただきありがとうございます。6カ月のカイゼン指導を通じて期待した成果は上がりましたか?
そうですね。点数をつけるとしたら80点くらいですかね。カイゼンチームのメンバーはよくやってくれたと思いますが、社員全員に浸透したかと言うとまだ足りないと思います。例えば、ドアを開けたら閉めるという躾は全員できるところまで持っていきたいです。ただ、生産、物流現場カイゼン研究会がやってくれたことは100点満点ですよ。非常に感謝しています。
ありがとうございます。それを聞いて安心しました!生産、物流現場カイゼン研究会の進め方についてはどうでしたか?
カイゼン指導者の山下先生に任せきりにしないで共同作業で進めて行くことが重要だったと思います。総経理である私や中方のトップである副総経理が積極的に参与して良かったと思います。
なるほど。
生産、物流現場カイゼン研究会は、まず20人くらいのカイゼンチームを結成して、そのメンバーにカイゼン指導をしていくというアプローチですが、それは正しかったと思います。100人を集めて一気に集合教育をするのは難しいでしょう。
そうですね。それと、できるだけワークショップ形式で進めました。
通常の講義形式だと寝てしまう人もいると思うので、ワークショップ形式でやる必要があると思います。
ありがとうございます。それでは、カイゼン指導を通じて期待以上の成果が上がった点はありますか?
管理監督者の育成ですかね。日本ではOJTによって暗黙知に至るまで教育ができていると思いますが、外国では体系的に教えられていなかったと思います。特に弊社の主管は専門職だと思っている傾向が強く、管理者という認識が薄かったですね。
なるほど。人事コンサルティング会社による第三者評価では、御社の現場監督者である班長の意識レベルが高いという結果でしたよね?
はい。弊社は日系企業と中国系企業との合資会社ですから、一つの会社として社風を大きく変えるときに必要な教育ができたと思っています。また、中方のトップが積極的に参加してくれたので、非常に良かったと思います。
それは大きなカイゼンですね。今後の課題は何がありますか?
この活動を社内にもっと拡げて行くことですね。カイゼンの考え方や手法をよく理解している人を社内で2、3人育成したいです。今後、私が日本に帰任しても、現場で頑張ってやってくれる中国人スタッフが必要です。
その通りですね。何人かの候補者が思い浮かびます。
それでは最後に、カイゼン活動を成功に導くために必要なことは何だとお考えですか?
まずはトップのやる気、プロジェクトリーダーのやる気、そして、事務局等の協力ですかね。
なるほど。私も今回の平尾総経理のカイゼン活動実施への決断は大きな意味があったと思います。
今回のカイゼン活動が上手くいかないかもしれないというリスクも含めて、生産、物流現場カイゼン研究会と一緒に挑戦する決断ができました。
そうですね。現場では必要だと思っていても本社がOKしないというケースも多いですからね。
私は社員たちに、仕事を通じて成長してほしいと思っています。今回はその成果を実感しました。
確かにそうですね。今後、管理監督者がもっと成長してくれると嬉しいですね。今日はお忙しいところどうもありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
6カ月のカイゼン指導終了時に、カイゼンチームメンバーに表彰状を授与した。