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呉江四季服飾整理有限公司の村田隆亮総経理へのインタビュー
こんにちは。今日は江蘇省呉江市で靴の検品作業をされている呉江四季服飾整理有限公司の村田隆亮総経理にお話しをうかがいます。よろしくお願い致します。
こんにちは。今日はよろしくお願い致します。
まずは御社のご紹介をお願いできますでしょうか?
当社は2005年9月に靴の検品・検針を行う会社として、日中合資で設立されました。お客様はすべて日系の企業です。ここ呉江エリアはもともと靴の産地だったのですが、日本へ輸出するために商品を上海に持って行って検品したり、修理したりするのが大変なので、当社を設立して検品・検針を専門にやらせようということになったのです。そして、私はヘッドハンティングされて総経理として赴任しました。
ありがとうございます。すごいですね。実は村田総経理との出会いは2013年6月にさかのぼります。当時、大手アパレルメーカー様向けの出荷管理システムを弊社が開発し、そのユーザーとしてシステムを導入するために訪問させていただいたのがきっかけです。
ああ、そうでしたね。当社は日本人が私一人だけなので、日本語でお話しができるシステム開発会社さんということで親しみやすかったです。
目視での検品作業に限界を感じ、システム化に取り組んだ。
ありがとうございます。その際に、村田総経理からこんなシステムできないか?という新たなご要望をいただきました。まずは、どうしてそのようなシステムを開発したいと思われたのか?背景を教えていただけませんか。
はい、当社は長年日本のお客様と直接取引をさせていただいておりますが、 2005年頃の検品作業に求められる内容というのは、とてもシンプルで、お客様に危害が出ないようなものをチェックすることでした。例えば、針やクギが出ていないかどうか、靴の左右のサイズが間違っていないかどうか、その他、商品全体が汚れていないか?も一応見てくださいねという感じでした。
そうだったんですね。
当時はMade in Chinaの製品に対する認識がそういう感じだったのだと思いますね。しかし、それが今ではほんの少しの汚れがついているだけでも不良品としてはねられるという厳しい基準になりました。また、例えばサイズ表示一つをとっても、靴の内側や中敷き、ソールなどたくさんのチェックポイントがあります。全体要求が高まっている中で、基準も厳しくなり、かつ1アイテムあたりの数量が数千から数万足という量になっている状況です。
日本の品質基準は厳しいですからね。
そうですね。それを目視検査で対応していくのはどうしても限界があります。目視検査はヒューマンエラーが発生し、それを減らすことが難しいのです。例えば箱詰めの作業の際に、色が3種類あって、サイズレンジが5ランクに分かれてる混載のときは間違えやすいですね。色表記がカタカナの「クロ」や「シロ」だと、日本語の読めない作業者がそれを見間違えることは容易に想像がつきます。
確かにそうですね。そこでシステム化を検討されたわけですね!
その通りです。実は当社が検品した商品を納めているお客様先では、入荷の際に検収という作業を行っています。それと同じ対応を検品所側でもやれないか?というのが最初のきっかけでした。
なるほど、お客様の作業を一部前倒しする感じですね。具体的にはどのようなシステムを開発したのかご説明いただけませんか?
レントゲン検査機から出てくる靴を箱に入れる際に、値札ラベルのバーコードを読み取って検証をするシステムです。先ほどの話のように、例えば10足入りの箱の中身がすべて異なる色やサイズで構成されている場合、目視検査だと入れ間違える可能性があります。それをあらかじめ梱包内容をシステムに登録しておき、それと値札のバーコードを検証することで、入れ間違えを防ぐのです。
確かにこれなら目視検査に依存しないで確実にミスを防げますね。
御社の対応はまさに「神対応」だったと言えます。
このシステムを開発するにあたって、知り合いでプログラムを作れる人に相談したり、日本のプリンターメーカーに聞いたりと、いろいろ調べましたが既製品でよいソフトウェアがありませんでした。そんな時に御社と出会い、このシステム開発のお話しをしたところ、実に親身になって対応いただき、当社がお支払いできる対価でシステムを開発していただきました。まさに「神対応」だったと言えます。
ありがとうございます。そこまで言っていただけると恐縮してしまいます。
いえいえ、御社のスタッフは、システム開発の際にこちらが要望したことをシステムとして具現化する能力に長けていると思います。すぐにアイディアやご提案をもらえるところがすごいです。そして、かなりムリを聞いてもらったと感謝しています。
評価いただきありがとうございます。
実は、当社ではこのシステムが止まってしまうと大変なことになるくらいシステムに依存しているわけですが、御社は月1回の定期的な状況調査やトラブル発生時の緊急対応など、本当にアフターサービスが素晴らしいと思います。
システム化等で客先検収エラーが同業他社の100分の1に。
ありがとうございます。システムはユーザーに使っていただき、成果が出てはじめて価値があるものだと考えております。ところで、システムを導入されてからはどのような効果がありましたか?
検品・検針作業は信用が第一の仕事です。当社のお客様の一つに日本最大級の小売業A社があるのですが、ここは商品の入荷時にソーターを使って自動仕分けをしています。その際にバーコードが読み取れなかったり、梱包間違いだったりなどの様々な理由でエラーが出ることがあります。
なるほど。
当社の客先検収エラー発生率は約0.01%ですが、これが同じ呉江の検品所で目視検査を行っている同業他社の客先検収エラー発生率は約1%だったそうです。
100倍の違いですね!
そうなんです。これにはお客様の担当者もびっくりして、目視検査を行っている検品所にシステムの導入を促したそうです。
はい、ありがたいことに既に4社ほどご連絡をいただき、システム化のお手伝いをさせていただきました。
目視検査だけだとヒューマンエラーが多く、そのエラーを取り返すための作業が発生してしまいます。それよりはシステムを使った方がいいよねと、今ではスタッフ全員がそういう考えで仕事をしています。
システム活用による費用対効果は30.25倍+α
このシステムを入れて検収エラー発生率が低くなり、お客様の信頼も上がったと思いますが、具体的に仕事が増えましたか?
この業界の景気はなかなか厳しい状況ではあるのですが、おかげさまでお客様から信用をいただき、新たな取引先をご紹介いただくことも多いです。
すごいですね!投資対効果という点からだと、システム開発に投じた費用と、その後の新規のお仕事につながった売上高を比較すると何倍くらいでしょうか?
システムを入れたから仕事がもらえたとは言いにくいのですが、システムを入れることで当社の品質が上がり、お客様からもその成果と努力を認めていただいた上での成果としては、システムの開発費用の30.25倍の売上高につながっています。
それはすばらしいですね。一方、システム化することで増えたコストはありませんか?
確かに専門の担当者を一人増やす必要がありました。ただ、目視検査だけで発生していたミスのやり直し作業などのロスが減っただけでもその価値はあります。また、検品・検針の作業に加えて、検収という作業が増えたことを理解していただけるお客様からは、別途その分の手当を払っていただけるケースもあります。
それは良かったですね。費用対効果でいうと30.25倍+α というところですね。
更なるシステムの進化でトレーサビリティも可能に
もう一つお聞きしたいのが、村田総経理はシステムをさらに進化させるべく、機能の追加を積極的に行っていますね。それはどのようなものなのですか?
出荷の際の検査システムのことですね。これもお客様の要望がきっかけでした。これまでの業務の流れですと、日本で各店舗に配送する際にどの店舗に配送するのか専用のラベルを貼ることになっていました。これを今後は中国側で貼ってもらえないかと依頼を受けたのです。
物流加工ともいえる作業ですね。
そうですね。店舗ラベルを貼って検査するシステムを単独で作ってもよかったのですが、もともとレントゲン検査の結果データと箱入れの際の検証データがあるので、それらをすべて紐づけしようと思ったのです。
ほう
そうすれば、店舗に届いた商品について、レントゲン検査時の画像データまで追跡できるようになり、お客様にもかなりアピールすることができました。
まさにトレーサビリティシステムですね!
システムのデータを活用して社内の業務カイゼンにつなげる
はい。そして、これはお客様の信頼につながるだけではなく、社内のカイゼンにも役立ちました。
生産、物流現場カイゼン研究会としてはとても興味があります。どんなカイゼンですか?
検品・検針の作業の流れは、①外観検査、②レントゲン検査、③梱包検証、④出荷検査という流れになっていくのですが、③の梱包検証の際にエラーが発生すると、その前の外観検査でどのラインがミスをしたかわかるのです。
なるほど。
そのエラーの発生率が高いラインは再教育をしたり、メンバーの入れ替えを行ったりして、ミスの発生を防ぐようにカイゼンします。
すばらしいカイゼン活動ですね。実際に、このシステムの導入当初と比べて、現在のエラー発生率はどのような変化がありますか?
梱包検証で発生するエラーでいうと、当初と比べて半分以下になっていると思います。
検品場と物流をつなぐ業務にチャレンジしたい
村田総経理はシステムを使ってさまざまなことに挑戦されてきていますね。
この業界は全体的に縮小しているのは確かだと思います。おかげさまで、当社は全体数が減少している中でお客様から仕事を回していただいていますが、新しい業務にもチャレンジしていきたいと思っています。
ほう、それは具体的にどんなことですか?
検品・検針作業+α ですね。例えば、日本の物流加工費は高いので、それを中国側で行うなどです。今までは検品場と物流会社は別々に動いていたので、そこをつなぐような仕事ができるといいと考えています。
それにはさらなるシステム化も必要ですね。
そうですね。生産管理や入荷と出荷など、もっとデータの共有化をしたいですね。
素晴らしいですね!今後のご活躍を期待しています。今日はお話しをいただきどうもありがとうございました。これからも御社のお役に立てるような提案をしていきたいと思います。よろしくお願い致します。
こちらこそよろしくお願い致します。ありがとうございました。