おはようございます。
カイゼン研究会(a-Sol上海)です。
海外駐在ニュースでは
ちょっと気になる中国・東南アジアの時事ニュースをお届けします。
(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)
以前、
中国飲料大手メーカー
農夫山泉について、
創業者がメディアや世論から批判を受けている
ということを書きましたが
https://kaizenlab.online/2874309-2/
今回は
そのライバル企業である
哇哈哈グループでのスキャンダルが
世間を騒がせています。
中国最大手の飲料メーカーであり
創業者の宗慶後は
国民の間でも有名で
2024年に亡くなられた際は
メディアでも特集され
多くの人や政府からも惜しまれる様子が
連日報道されていた
中国を代表する経営者です。
1987年に創業し
子供向け営業ドリンクの成功から
一気にラインナップを広げ
ミネラルウォーター、
炭酸飲料、お粥飲料(八宝粥)、
乳製品(ヨーグルト)
を販売し
90年代には中国最大の飲料メーカーへと成長。
(カルシウムミルクなどが有名で、
どのコンビニやスーパーにも置いています。)
直近でも
売上は伸び続けており
農夫山泉を大きく上回っています。
(2024年は前年比40%増の700億元と過去最高を記録)
企業の業績もさることながら
創業者の宗慶後の堅実で倹約的な人柄が
有名であり
上場や借り入れをしない経営観だったり
・年配社員をリストラしない
・古参幹部を重用している
・家族経営がモットー
・1日200元以下で生活している
などなど
伝統的で庶民派な経営者として親しまれ
2012年に中国の長者番付1位になった時も
その、倹約的で家族を大切にする人柄が
クローズアップされていました。
商品ラベルにも「家」という1文字が刻まれていたり
私生活でも妻と娘一人という構成で
それを大切にするというイメージが
全国で浸透しています。
2024年に亡くなった際も
その好感度の高さから
ライバル企業である農夫山泉の
創業者が追悼コメントを出した際に
宗慶後のその人柄と比較され、
なぜか追悼しただけなのにバッシングされる
という事態まで起こるくらいでした。
しかし
2025年7月に
宗慶後の息子、娘を名乗る
アメリカ国籍の3人が声明を出し
相続権利を求めて、実娘である現経営者に
訴訟を起こしたことから事態は一変します。
その清廉潔白なイメージにもかかわらず
社内の女性幹部との間に
3人の子供がいたことが報道され
世間に大きなショックを与えました。
現在は杭州と香港で訴訟中であり
DNA検査の結果もまだ非公開です。
内容としては相続争いで
一人娘である現経営者に対して
宗慶後は、2020年時点で既に遺言書を書いており
「すべての資産は一人娘に帰属する」となっているのですが
3人の主張は
1人7億ドルずつ、合計21億ドルを信託して
それを渡すという約束をしていたという内容で
実際に
生前の宗慶後が香港に開設した
HSBCの信託口座には18憶ドルが信託されていました。
訴訟では
遺言書の法的拘束力や立ち合い者に不可解な点が
なかったかが争点となっていますが
生前のイメージからは想像もつかない事態に
発展しています。
この裁判の結果によっては
このアメリカ国籍の3人に株式も約30%渡るということで
経営にも大きな影響を与えるような内容です。
まだ結果は出ていませんが
予想では7月から始まり
約2カ月間かかるとのことだったので
もうすぐ結果が出るかもしれません。
2024年に亡くなられた時に
農夫山泉の創業者は
息子がアメリカ国籍を取っていた
ということで大バッシングを受けていたのが
今となってはかなり可哀そうですが
この訴訟のニュースが起こってから
農夫山泉の株価は
皮肉なことに上昇しています。
本日の海外駐在ニュースはここまでです。
ありがとうございました。
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