おはようございます。
カイゼン研究会(a-Sol上海)です。
海外駐在ニュースでは
ちょっと気になる中国・東南アジアの時事ニュースをお届けします。
(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)
中国の
オンライン旅行会社大手の
Trip.com(携程集団)の2025年決算発表があり
同時に共同創業者2人が辞任することが
大きなニュースになりました。
携程は中国国内の
旅券、ホテル予約では圧倒的シェアを誇り
シェア50%、別の統計では70%ととも言われています。
世界で見ると
アメリカの
ブッキングドットコムグループ
エクスペディアに次いで
第3位ですが
この中では
ブッキングドットコムが群を抜いており
売上で見ると携程は1位の3割程度だそうです。
2025年は
売上は前年比17%増の624億元
純利益は前年比95%増の332億元と
大幅に増えているのですが
純利益増加のうちの8割は
出資していたインド旅行会社の
株式売却益ということで
それをのぞくと
だいたい
前年比15~18%の
成長をしているとのことでした。
しかし、
話題を呼んでいるのは
共同経営者の2人が辞任したことで
主に
経営の若返りや次世代への引継ぎ
という形で発表されていますが
それと同時に
独立取締役が2人加入したことです。
携程集団は
2026年1月から
独占禁止法違反の疑い対する調査を受けており
まだ調査中で結果や具体的なプロセスは
発表されていないのですが
このように組織を見直すというのは
過去に違法とされた
アリババや美団集団でも
起こっていたプレセスでもあります。
シェアが圧倒的すぎるので
提携ホテルや地方の旅行関連業者に対する
その強い立場を利用した
不平等な取引や
価格条件、価格操作などが
疑われていますが
この携程集団に関しては
10年以上前からこのような様々なクレームが
たびたびニュースになっていました。
特に消費者への
航空チケットの払い戻し事件
(購入金額より高いキャンセル料を払わされた)
など
消費者庁が出てくるまで
お客様に対して
高圧的に対応していた様子が反感を買ったり
ホテルの値段が
アルゴリズムによって
アプリ内で勝手に割引されたり
(これはホテル側からのクレーム)
消費者、サプライヤーからの苦情が
毎回大ニュースになります。
旅行という親しみやすい商材なので
クレームがニュースになり
拡散されやすいというのもあり
実態はわかりませんが
本当に毎年
なにかで炎上しているイメージです。
今回も
2026年1月に
政府からの抜き打ち検査があり
その調査結果が出ないまま
創業者の交代の発表があったりしたので
売上の1~10%規模の罰金があるのではないかと
予想が出ています。
アリババのときは(2020年くらい)
4か月の調査後
行政処分が下され
売上の4%の罰金(182億元)を払い
その後3年間の改革プランと
政府による定期監督が行われて
2024年に正常に終了しました。
美団グループが違法判断された
2021年にも、携程集団は呼び出されており
その際は
特に何も起こらなかったのですが
今回はもう調査も入っているので
何らかの悪影響が出ることになると
株式市場は予測しています。
本日の海外駐在ニュースはここまでです。
ありがとうございました。
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